スキャナも欲しいといっていたが、それは私のスキャナを貸して使ってもらうことにした。
私自身、普段はスキャナを切り離しておいて必要な時だけUSBコネクタで接続するようにしているくらいだから。
スキャナをパソコン本体導入後すぐに貸さなかったのもやはり上記の理由による。
ともあれ、スキャナとプリンタの導入によって、一気にパソコンの活用方法が増えた。
(と同時に、覚えることも一気に増えてしまった訳であるが…)
普通のカメラで撮った写真をスキャナで取り込んで、一部修正して写真用紙を使ってプリンタで印刷する。
それだけで通常なら写真屋に結構高いお金を払って引きのばしてもらわないと出来なかったことが、
あっさりと一般家庭で出来てしまう。
私は、驚いている両親に言った。「ウチは情報処理活用能力ではもう…を越えた」と(笑)
これになれてくれたら、いよいよネットに繋いで「我が家のIT化」である。
もう一つ、以前からフォークリフトの技能講習を受けようと思っていた。
これは、会社のためとか、会社に高く評価されたいとかってことではなく、単純に自分が出来ることが増える、
それ自体がうれしいからだ。
会社でこうしたモノを使う場合、会社がお金を出し、公休を出して講習に「行かせる」のが普通である。
こうした社員の能力開発は会社の戦力アップに繋がるからだ。
しかし、ウチはそんなことはしてくれない。お金は自腹で、休みは有給を使って「とりたきゃ勝手に取れ」
ってやつである。これは時代錯誤どころか、完全に時代に逆行している。
だいたい、無資格で作業して事故を起こした場合、責任を問われるのは、作業した本人ではなく、
その会社の事業主とその作業を命じた者である。これがどういうことか分かっているのだろうか?
まぁ、そんなこといくら言ってもしょうがないので、だったら自分で勝手に取るだけである。
そのためには、技能講習受講申込書を入手しなければならない。
フォークリフトの場合、「陸上貨物運送事業災害防止協会(陸災防協会)」が技能講習を行っている。
(新潟県の場合。また、その他の技能講習、例えば移動式クレーン講習などはまた別な機関が行っている。)
会社のものは出来るだけ使わないということで、うるさい連中がいない場所から、自分の携帯で電話を掛けて
問い合わせた。
陸災防協会に直接行くわけにはいかない(時間がない)ので、資料を送ってもらうことにする。
会社のFAX宛に送信してもらうわけにはいかない。かといって家のFAXは感熱紙なので、
これもダメである。私の方から返信用封筒をつけて陸災防協会に封筒を送ってくれれば、
書類を送ってくれるそうだ。その手を使うことにした。
私は大特免許を持っているので、2日間だけで取れる。そうでない人は4日間の講習が必要になる。
8月頃の講習が空いているそうだ。講習受けたら「フォークリフト技能講習記」でも書こうか(笑)
(って、ここってバイクのページだよね?(汗))
それにしても、さも当たり前のように「会社で取るんでしょ?」って言われてしまうのは…。
まぁ、当たり前のことなんだろうけど…。
で、ようやくまとまった時間が出来たので、借りた「大脱走」を見ることにした。
DVDと言えば、某ネット仲間に観せてもらった、「劇場版CCさくら 封印されたカード」以来である(爆)
(しかも、63インチプロジェクターで観せてもらったという(^^;)
で、大脱走に話しを戻すと、大筋では6月17日の日記に書いたとおりである。
非常に有名な映画で、しかもこれは実話が元になっているという。
3時間もある映画なので、夜の9時から11時までの時間帯のテレビでは放送できない。
地上波ではたぶん、正月三が日の真夜中の時間枠に放送する程度だろう。
(そういえば、「史上最大の作戦」もそうだった)
で、これ観て思ったことは、捕虜になった連合軍兵は決して卑屈にはなっていない。
きちんと自分たち自身に対して誇りを持っている。それに、連合軍兵と、収容所警備兵、
敵同士であるが、お互いに敬意を払っているように思える。
(捕虜に対し必要以上の暴力は決して振るわないし、収容所内で独立記念日を祝ってもおとがめ無し
なんて、そういう敬意が無ければ出来ないだろう)
そういう姿って凄くかっこいいと思う。
でもって、捕虜達の「昼間は命令通りに働いて、夜に脱出用のトンネル掘りをする」なんてのが
どうしても今の自分とだぶってしまって、複雑な気分になってしまう。
ちなみに、ちょっと前に「大脱走」のパロディー(だと思う)「大夜逃」という映画を観たことがあるが、
こちらは、「捕虜」に相当する人間がすごく卑屈でかっこわるかったし、
「収容所所長・警備兵」に相当する人間も…。
「自分自身に誇りをもって生きて行動する」ということが、いかにかっこいいことか、
困難な状況下において、どれだけ自分自身の支えになるのかを改めて知ることができた。
弱い立場の人間をくだらない理由でこき使ってみたりとか、文句を言ったりとかするってことが、
いかにかっこわるいことか、どれだけ自分自信を貶めることか…。
そんなことを考えさせられた映画であった。
そういえば、この映画、ずっと昔(中学生頃か?)に深夜に見たことがある。
そのときの登場人物達の考え方が実は今の私自身の考え方に深く影響していたようだった。
「捕虜になったら、少しでも多くの敵兵を自分たちの監視に付けさせることによって、
敵兵力を少しでも減らすことが出来る。敵勢力内で脱走すれば、かなりの人数を自分たちの
捜索にあてさせることが出来る」
戦略とか戦術って何なのか?そんなことさえも考えさせられた。それも当時から…。
あとは、適材適所の人事の大切さとか…。
自分に誇りを持っている人間は個人的な理由でむやみに弱い人間を見捨てることはないとか…。
さてさて、今現在私の周りにいる人々はどうだろうか?(笑)
なんというか、私こそこの現実から「大脱走」したい(笑…えない)
せっかく歩き始めた人に足をかけて転ばせるほど、私は愚かではない。
それに、私に出来る「親孝行」はこんなことくらいしかない…。
家に持って帰ってから、早速組み立てにかかった。
付属の説明書を見ながら結線するので、特に難しいことはなかった。
しかし、問題も少しあった。付属の100Vの電源ケーブルは、通常の2端子の中間にアース用の端子が
付いているものだった。
これだと、ウチのコンセントでは使えない。ちょっと考えたところ、私のマシンのコードが
2端子で、しかも使っているテーブルタップが3端子なので、私のマシンとその新しいマシンの電源コードを
入れ替えることにした。これで、電源コードの問題は解決した。
その他には、全て端子が色分けしてあったので、迷うことはなかった。
(私のマシンでは、キーボードとマウスのPS/2端子が全く同じで、組むときに迷ったものだった)
スピーカーは別に買ったが、パソコンの箱を開けてみるとしっかりあった(笑)
でも、DVD再生を考えると、ある程度のスピーカーは必要だと思うので、買っておいてよかったと思う。
全ての配線が終わって、電源を投入する。
ハードウェア的な不具合はなかった。次にプリインストールされていたWindowsが立ち上がった。
「プロダクトキーを入力してください」
…と、ここで困ったことになった。キーが見あたらない。説明書や、リカバリー用CDを見てもない。
よく見たら、本体の左下の所にプロダクトキーの書かれたラベルが貼ってあった(笑)
それを入力したら、あとはもうほとんど何もすることもなく、Windowsが立ち上がった。
ここまで来ればもう、ハードウェア的な問題も、ソフトウェア的な問題もないだろう。
これ以降に不具合が出たら、なんとか自力で解決出来るだろう。
ここからの問題は、パソコンそのものに関することではない。使う側の問題、つまり教育の問題である。
まだ何にも分からない両親にどう説明すべきか?それが問題だった。
一応、「初歩のパソコン」みたいな本はあらかじめ買っておいたが…。