日記(2001年6月分)

1999年3月の日記へ 1999年4月の日記へ
1999年5月の日記へ 1999年6月の日記へ
1999年7月の日記へ 1999年8月の日記へ
1999年9月の日記へ 1999年10月の日記へ
1999年11月の日記へ 1999年12月の日記へ
2000年1月の日記へ 2000年2月の日記へ
2000年3月の日記へ 2000年4月の日記へ
2000年5月の日記へ 2000年6月の日記へ
2000年7月の日記へ 2000年8月の日記へ
2000年9月の日記へ 2000年10月の日記へ
2000年11月の日記へ 2000年12月の日記へ
2001年1月の日記へ2000年2月の日記へ 
2000年3月の日記へ 2000年4月の日記へ
2000年5月の日記へ
前のページに戻る

2001年

 6月30日() 我が家のハイテク化

 今日ソフマップにてプリンタ(EPSON PM-790PT)を買ってきた。
これは私のではなく、親のである。
 先月、両親がパソコンを始めた。いきなり全部そろえるのは金銭的にも、操作を覚えるのにも
大変なので、少しずつそろえていくようにした。
 (本当の初心者が、パソコン本体のマニュアル、OSのマニュアルを見るだけでも大変なのに、
この上プリンタのマニュアルまで見なければならないとなると、相当の苦痛になるのは目に見えている)
 私は説明するときは、最低限必要な知識(やっちゃいけないことや、マウスの使い方、電源の入れ方・切り方など)
だけを説明して、あとは自由に触って欲しいと言う方針をとっている。
 いつも付きっきりで、些細なミスでいちいち文句を言うようなことをしたら、教わる方が嫌になるのは明白だった。
(反面教師に恵まれた(?)ので、痛いほどこの辺は分かる(苦笑))
 それよりも自由に触らせて、失敗もして覚えていった方が後々応用力が付くはずだ。
Windowsの場合、基礎が出来てしまえば、どんなソフトウェア…例えば、説明書がついていないような
フリーウェアでも何とか使えてしまう。
そして、良質なフリーウェアを多用するようにすれば、ソフトに関してはかなり安く上がる。

 スキャナも欲しいといっていたが、それは私のスキャナを貸して使ってもらうことにした。
私自身、普段はスキャナを切り離しておいて必要な時だけUSBコネクタで接続するようにしているくらいだから。

 スキャナをパソコン本体導入後すぐに貸さなかったのもやはり上記の理由による。

 ともあれ、スキャナとプリンタの導入によって、一気にパソコンの活用方法が増えた。
(と同時に、覚えることも一気に増えてしまった訳であるが…)
 普通のカメラで撮った写真をスキャナで取り込んで、一部修正して写真用紙を使ってプリンタで印刷する。
それだけで通常なら写真屋に結構高いお金を払って引きのばしてもらわないと出来なかったことが、
あっさりと一般家庭で出来てしまう。

 私は、驚いている両親に言った。「ウチは情報処理活用能力ではもう…を越えた」と(笑)

 これになれてくれたら、いよいよネットに繋いで「我が家のIT化」である。


 6月29日(金) 時代錯誤

 今日、社内のある種の用紙が足りなくなったので、コピーを取った。
パソコンを立ち上げて、その書類のファイルを開いてプリントしたわけではない。
 まえにコピー作ったものをさらにコピーしたわけである。
 学生時代、試験前にその範囲のノートが出回ったものだった。で、そのノートは何度もコピーされて、
最後にはかなり汚いコピーになってしまった。
 そんなのを連想すれば、どういう書類なのかわかりやすいかもしれない。
 で、そういうことを繰り返していれば、書類もずれてくるわけで…。
社内の書類のフォーマットなんだから、ちょっとくらいずれてもたいした問題ではないが、
私に意地でも直させた。こういうことでどうして無駄なことを繰り返されたあげく、「能率が悪い」とか言うのだろう。
 時代錯誤も甚だしい。まっとうな環境にいる友人などにこの状況を説明するのに苦労するケースがかなり多い。

 もう一つ、以前からフォークリフトの技能講習を受けようと思っていた。
これは、会社のためとか、会社に高く評価されたいとかってことではなく、単純に自分が出来ることが増える、
それ自体がうれしいからだ。
 会社でこうしたモノを使う場合、会社がお金を出し、公休を出して講習に「行かせる」のが普通である。
こうした社員の能力開発は会社の戦力アップに繋がるからだ。
 しかし、ウチはそんなことはしてくれない。お金は自腹で、休みは有給を使って「とりたきゃ勝手に取れ
ってやつである。これは時代錯誤どころか、完全に時代に逆行している。
 だいたい、無資格で作業して事故を起こした場合、責任を問われるのは、作業した本人ではなく、
その会社の事業主とその作業を命じた者である。これがどういうことか分かっているのだろうか?
 まぁ、そんなこといくら言ってもしょうがないので、だったら自分で勝手に取るだけである。

 そのためには、技能講習受講申込書を入手しなければならない。
フォークリフトの場合、「陸上貨物運送事業災害防止協会(陸災防協会)」が技能講習を行っている。
(新潟県の場合。また、その他の技能講習、例えば移動式クレーン講習などはまた別な機関が行っている。)
 会社のものは出来るだけ使わないということで、うるさい連中がいない場所から、自分の携帯で電話を掛けて
問い合わせた。
 陸災防協会に直接行くわけにはいかない(時間がない)ので、資料を送ってもらうことにする。
 会社のFAX宛に送信してもらうわけにはいかない。かといって家のFAXは感熱紙なので、
これもダメである。私の方から返信用封筒をつけて陸災防協会に封筒を送ってくれれば、
書類を送ってくれるそうだ。その手を使うことにした。
 私は大特免許を持っているので、2日間だけで取れる。そうでない人は4日間の講習が必要になる。
 8月頃の講習が空いているそうだ。講習受けたら「フォークリフト技能講習記」でも書こうか(笑)
(って、ここってバイクのページだよね?(汗))

 それにしても、さも当たり前のように「会社で取るんでしょ?」って言われてしまうのは…。
まぁ、当たり前のことなんだろうけど…。


 6月28日(木) B検間近

 7月1日にビジネス能力検定(B検)の試験がある。
 今回は3級と2級を併願する。3級は社会人1年目くらいの人が対象であるが、2級は2〜3年目くらいの、
「主体的に仕事をする」くらいの人が対象のようだ。
 試験勉強で得た知識だけでは、実務ではあまり役に立たないのかもしれないが、
これによって「一般的に、どういった方向でモノを考えて仕事をして、どういう知識を身につければいいか」
の方向性が分かる。方向性が分かるだけで十分である。でないと、狭い視野でしたモノを見れなくなって、
一般的に通用しなくなる可能性(というか、危険性)がある。
 それを回避するのがこの試験を受ける狙いである。

 


 6月19日(火) 大脱走

 ここ数日、妙に胃が痛むことがある。医者に行きたい。平日でないとこまる別な用事もあるので、
この前もらったばかりの代休を使うことにした。
 医者に診てもらったところ、特別ひどい訳ではないとのこと。
「別の用事」も終わらせることが出来た。

 で、ようやくまとまった時間が出来たので、借りた「大脱走」を見ることにした。
DVDと言えば、某ネット仲間に観せてもらった、「劇場版CCさくら 封印されたカード」以来である(爆)
(しかも、63インチプロジェクターで観せてもらったという(^^;)
 で、大脱走に話しを戻すと、大筋では6月17日の日記に書いたとおりである。
非常に有名な映画で、しかもこれは実話が元になっているという。
 3時間もある映画なので、夜の9時から11時までの時間帯のテレビでは放送できない。
地上波ではたぶん、正月三が日の真夜中の時間枠に放送する程度だろう。
(そういえば、「史上最大の作戦」もそうだった)
 で、これ観て思ったことは、捕虜になった連合軍兵は決して卑屈にはなっていない。
きちんと自分たち自身に対して誇りを持っている。それに、連合軍兵と、収容所警備兵、
敵同士であるが、お互いに敬意を払っているように思える。
(捕虜に対し必要以上の暴力は決して振るわないし、収容所内で独立記念日を祝ってもおとがめ無し
なんて、そういう敬意が無ければ出来ないだろう)
 そういう姿って凄くかっこいいと思う。

 でもって、捕虜達の「昼間は命令通りに働いて、夜に脱出用のトンネル掘りをする」なんてのが
どうしても今の自分とだぶってしまって、複雑な気分になってしまう。

 ちなみに、ちょっと前に「大脱走」のパロディー(だと思う)「大夜逃」という映画を観たことがあるが、
こちらは、「捕虜」に相当する人間がすごく卑屈でかっこわるかったし、
「収容所所長・警備兵」に相当する人間も…。

 「自分自身に誇りをもって生きて行動する」ということが、いかにかっこいいことか、
困難な状況下において、どれだけ自分自身の支えになるのかを改めて知ることができた。
 弱い立場の人間をくだらない理由でこき使ってみたりとか、文句を言ったりとかするってことが、
いかにかっこわるいことか、どれだけ自分自信を貶めることか…。

 そんなことを考えさせられた映画であった。

 そういえば、この映画、ずっと昔(中学生頃か?)に深夜に見たことがある。
そのときの登場人物達の考え方が実は今の私自身の考え方に深く影響していたようだった。

 「捕虜になったら、少しでも多くの敵兵を自分たちの監視に付けさせることによって、
敵兵力を少しでも減らすことが出来る。敵勢力内で脱走すれば、かなりの人数を自分たちの
捜索にあてさせることが出来る」
 戦略とか戦術って何なのか?そんなことさえも考えさせられた。それも当時から…。
あとは、適材適所の人事の大切さとか…。
 自分に誇りを持っている人間は個人的な理由でむやみに弱い人間を見捨てることはないとか…。

 さてさて、今現在私の周りにいる人々はどうだろうか?(笑)


 6月17日() 初めてDVDを借りた

 先週買ったパソコンにはDVD再生機能が付いている。せっかくだから試してみたかった。
そこで、レンタルビデオ店でDVDを借りてきた。タイトルは「大脱走」。第二次世界大戦のさなか、
ナチスドイツの捕虜収容所に収容された連合軍捕虜達が脱走を…ってヤツである。
 しかし、昨日までの疲れがひどく、さっさと寝てしまって、見ることができなかった。

 なんというか、私こそこの現実から「大脱走」したい(笑…えない)


 6月16日(土) かえって好都合…

 今日は本当は休みだったのだが、都合で仕事になった。その代わり代休をもらうことが出来た。
実は自由に出来る休みが別の日になれば好都合だったりする(謎

 6月12日(火) 作戦発動

 って、これだと一部の人しか分からないかも(笑)まぁ、ようやく表立ったレベルでの活動を始めた
ということで…(^^;


 6月10日() まずはクリックから

 …とは言うものの、実際は正しい電源の入れ方、切り方から説明しなければならなかった。
 電源スイッチの場所、リセットボタンの場所、電源ランプ、HDDのアクセスランプ…。
 電源は初めだけは自分で押す必要があるが、リセット(再起動)や電源オフ(シャットダウン)は
指示さえすれば、ソフトの方がやってくれる。ソフトの方がおかしくなった時(フリーズ)だけ、
自分でリセットボタンを押す必要があるけど、それ以外は必要ない。
 まず、そこから説明する必要があった。
 その次にクリック云々の説明をした。マウスを動かしてマウスパッドの外に出そうになったら、
マウスを浮かせて戻して、それからまた動かせばいいとか、
本当の初心者だと意外とつまずきそうなところも説明した。
 ソフトの起動の仕方と終了の仕方も説明した。
ここまで来ればあとは適当にやってもらっても大丈夫なレベルになる。
ここで、口うるさく言ったり、いきなりタッチタイピングをやらせたりすると、かえってやる気が萎えて
しまうと思う。
 パソコンを始めたばかりの人にとっては、キーボードは訳の分からない配列をしている
スイッチの塊であり、いきなりこんなモノを両手の指を全部使って操作させようとする方がどうかしている。
こんなところでいきなり能率なんか求めてはいけない。
 実は、この辺の初歩の教育方法は、大学でMacintoshを習ったときの方法をそのまま踏襲している。
また、本当の基本操作以降は、社会人になったときの経験を反面教師としている(笑)

 せっかく歩き始めた人に足をかけて転ばせるほど、私は愚かではない。

 それに、私に出来る「親孝行」はこんなことくらいしかない…。


 6月9日() 我が家のIT化への第一歩

 我が家では、両親が以前からパソコンに興味を持っていた。
しかし、両親とも、どんなパソコンを買えばいいのか?何を勉強したらいいのか?
パソコンで具体的に何ができるのか?などが全く分からない状態だった。
 やっと、12万位なら出せるってことになったので、機種の選定を全て私が
する事になった。
 両親の提示した条件は以下のものだった。  さらに、私が必要だと思った条件は…。  この条件を満たすパソコンをソフマップ新潟店で探した。
実際は1週間前にも探しておいたので、目的のモノはすぐに見つかった。
 だいたい6万円くらいの15インチ液晶ディスプレイがあったので、すぐにこれに決めた。
パソコン本体の方だが、自作機ベースで既に組まれているモノ(何と言ったっけ?(^^;)
で、だいたい7万円くらいのモノがあった。
 CPUは700MHzで、メモリが64MB、内蔵DVD−ROMドライブ、イーサネットカード、
モデムカード付きだった。
 これ以下のモノになると急にグレードが下がるので、予算オーバーするがこれに決めた。
他には、スピーカー、フロッピーディスク、マウスパッドなどを買っておいた。
 本当は、さらに、インテリマウスなどを買いたかったが、すでに予算オーバーしているので、
今回はあきらめた。
 全部で14万円近くになってしまった。これだけの買い物を一度にするのは
社会人になっても本当に珍しいことだった。社会人になってからは初めてなのかもしれない。
(って、自分の生活力の程度が分かるな…(涙))

 家に持って帰ってから、早速組み立てにかかった。
 付属の説明書を見ながら結線するので、特に難しいことはなかった。
しかし、問題も少しあった。付属の100Vの電源ケーブルは、通常の2端子の中間にアース用の端子が
付いているものだった。
 これだと、ウチのコンセントでは使えない。ちょっと考えたところ、私のマシンのコードが
2端子で、しかも使っているテーブルタップが3端子なので、私のマシンとその新しいマシンの電源コードを
入れ替えることにした。これで、電源コードの問題は解決した。
 その他には、全て端子が色分けしてあったので、迷うことはなかった。
(私のマシンでは、キーボードとマウスのPS/2端子が全く同じで、組むときに迷ったものだった)

 スピーカーは別に買ったが、パソコンの箱を開けてみるとしっかりあった(笑)
でも、DVD再生を考えると、ある程度のスピーカーは必要だと思うので、買っておいてよかったと思う。

 全ての配線が終わって、電源を投入する。
 ハードウェア的な不具合はなかった。次にプリインストールされていたWindowsが立ち上がった。
「プロダクトキーを入力してください」
…と、ここで困ったことになった。キーが見あたらない。説明書や、リカバリー用CDを見てもない。
よく見たら、本体の左下の所にプロダクトキーの書かれたラベルが貼ってあった(笑)
 それを入力したら、あとはもうほとんど何もすることもなく、Windowsが立ち上がった。
 ここまで来ればもう、ハードウェア的な問題も、ソフトウェア的な問題もないだろう。
これ以降に不具合が出たら、なんとか自力で解決出来るだろう。 

 ここからの問題は、パソコンそのものに関することではない。使う側の問題、つまり教育の問題である。
まだ何にも分からない両親にどう説明すべきか?それが問題だった。
 一応、「初歩のパソコン」みたいな本はあらかじめ買っておいたが…。