日記(2000年8月分)
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2000年
8月20(日)〜8月26日(土)
連日30〜37度の猛暑が続いた。しかも、ほとんどエアコンのないところでの仕事だったために非常に疲れて、帰ったらすぐに寝てしまう毎日が続いた…。
8月19日(土) ホワイトアウト(映画版)
今日、映画「ホワイトアウト」を見に行った。実は上映開始日に映画を見に行くのはこれが初めてだったりする。
私は、混んでいるところはすごく嫌いである。それでも行こうと思うのは、それだけ期待が大きいから。
予想通り映画館はものすごい混みようだった。パンフレットと飲物とポップコーンを買った。両手がふさがってしまって結構大変だった。
席についてようやく落ち着いてパンフレットを…と思いきや、私の席の両側に二組のカップルが…。まぁ、静かだったからよかったけれど…(;ω;
パンフレットに集中する。ストーリーはコミック版で知っていたが、よく読んでみる。
「制限時間24時間、身代金は50億、人質は20万世帯」「日本最大6億トンの貯水量を誇り…」といった、具体的な数字を示したデータ(定量データ)は説得力が強い。現実的なデータが元になっているのなら、架空の物語でも説得力を持たせることが出来る。
そういえば、就職活動をしていた頃に読んだ就職関係の本に「学生の頃にやっていたことの数字を示せ」というのがあった。これもやはり数字を示すことによって、自己PRに説得力を示すのが目的である。
会社でフロッピーディスクのことを聞かれたことがあった。「1メガバイトって言われてもどれくらい入るか分からないなぁ」と。これに対し「400字詰め原稿用紙で約1500枚分(全角で60万文字)になります」と答えた。パソコンに無縁の人だったが、どれだけすごい量か納得してもらえたようだった。
(ちなみに日記のhtmlファイルのサイズを調べてみたら500KBあった。全角で30万文字。タグをのぞいても軽く20万文字は越える。原稿用紙にして約500枚分だろうか。よくこんなに書いたものだ(笑))
さて、映画の方だが、始まったとたんに周りが静かになった。スケールはまさに宣伝に偽り無しといった所だろうか。たしかに邦画ではここまでのスケールのものはなかったと思う。
外部からの助けが期待できない状況で孤軍奮闘してテロリストと戦う…。一言で映画の内容をいうとこんな所だろうか。しかし、これだけだと「ダイハード」みたいな映画のパクリだって言われてしまう。高層ビルがダムに変わっただけだと。私は、映画の本当のテーマがしっかりある(と思う)ので、実際にはそんな感じがしない。
コミックとは登場人物の外見的なイメージがかなり違ったので、初めは違和感があったが、本質は変わらないのですぐに違和感がなくなった。
先ほど、数字で説得を…ということを書いたが、描写がしっかりしていれば、数字でも言葉でもなく「背景」だけでも物語に説得力を持たせること(つまり感情移入させること)が出来る。
ふとそんなことを考えてしまった。
詳しいことは見てのお楽しみってことで…(笑)
私はたいていどの映画でもスタッフロールを最後まで見て余韻を楽しむが、結構途中で立つ人が多い。
今回は映画が終わってからのスタッフロールの途中で席を立った人はあまりいなかったようだ。
それから、先ほど買ったコーヒーとポップコーンはほとんど減っていなかった。
8月18日(金) 何にも分かっていないんだ…。
仕事中。例によって、分からない場所を聞いたら、例によって「自分で考えろ」と言われた。でもって、「さっさとやれ」とも。私はこの作業をするのは初めてだった。よく分からないのにやったりすると、物が崩れて人をケガされることがある。
だから言ったのだ。この人はこういうことの配慮に全く欠けている。一緒に仕事をし続けるときっといつか事故に遭うだろう。
バッテリーを充電中、接触が悪いようなので、一旦スイッチを切って、クリップを挟み直した。そうしたら、どうしていちいちスイッチ切るんだ?と言われた。そうした理由は、スパークを防ぐため。充電中はバッテリーの電解液から水素が発生する。それに引火するとえらいことになる。バッテリーが破裂してあたりに電解液である希硫酸が飛び散るおそれがある。
高校の化学を覚えていれば、それでどういう結果になるかすぐに分かるだろう。
そして、「そのスイッチを入れて見ろ」スイッチを入れたとたんに、端子の方でいきなり火花が飛んだ。
私はこうしたことを知っていたのでびくっとした。それを見たその人は「こんなのでびびりやがって、臆病なやつだなぁ」とみんなの前で笑った。
……。昨日は「キレるガキなんて、反撃すればいいんだ」なんて言いながら、これではケンカ売っているのと同じである。
私はこう言うときには工具から手を離すようにしている。そうでないと危ないからだ。
馬鹿なこというヤツがどうなろうと私は知ったことではないが、私がそんなヤツのために一生を棒に振るのはイヤだ。
「人間」というのをまるで分かっていないようだ。私の倍以上生きているくせに。
無知故に、無茶やって結果的にいい仕事できることもあるかもしれないが、たいていは悪い方向に向かうのではないのか?場合によっては破滅的な方向に…。
くだらないことで疲れてしまったのか、仕事が終わる直前に、すこしガソリンをこぼしてしまった。
火気はない。ちゃんと拭いておけばいい。別な人にそれを見られていたが、別に何とも言われなかった。
いちいち怒っている暇があったら、何も言わずに後始末をさせればいいだけのことだから…。
が、そばにあった廃バッテリーにもかかっていることに気がついて、一気に冷や汗が出た。今度はスパーク云々ではない。硫酸とガソリンが混合すると火災が起こる危険性があるのだ。
物が燃えるということは、化学反応(酸化)がおきるということ。硫酸はその酸化を促進する。つまり燃料を燃焼させる。
故に危険物第四類(ガソリン、オイルなど)と第六類(硫酸、過酸化水素水)は同じ場所での貯蔵、混載が禁止されている。こうした知識は「危険物取扱者」の試験勉強の際に身につけたものだ。まさかこうした形でこの会社でこの知識が役に立つとは…。
幸いバッテリーのキャップは全てしっかり締まっていたので大丈夫だった。とにかく拭き残しのないように念入りに拭いておいた。
うるさいヤツがいたら、きっと「ガソリンを無駄にするな!」と言われ、バッテリーを念入りに拭いていれば「何いつまでもバッテリー拭いているんだ」と言われることだろう。
意味なくうるさいヤツが正しい知識の活用の邪魔をする。考えてみればいつものパターンだ。
そういえば、「いろいろ資格を持っている人」もこれでさんざん苦しめられていたという。
8月17日(木) 思考回路の問題
今日からまた仕事が再開した。上司が私に指示事項を紙に書いて渡してくれた。
口頭だけ、しかもめんどくさいから1度しか言わない。質問すると「自分で考えろ」と言われるよりも数倍話しがわかりやすいし、早く仕事が進む。分からなくなったら、調べるなり質問するなりしてその紙に書き込めばいい。
そしてその紙は仕事中に何度も見直すことが出来るし、仕事が終わっても、「資料」として残る。仕事のやり方が書いてある訳だから、他のことにも応用が利くし、また同じことをする事になっても今度は誰にも聞かずに行うことが出来る。
こうしてもらえれば、ほとんど同時に何人もの人に指示を出されてもこんがらがることはない。自分で優先事項を考え、優先事項が判断できない場合は、上の人に「この仕事と、あの仕事を言われたんですけれど…」と紙を見せて説明すれば、話しがスムーズに進む。ネット上の(文字だけの)コミュニケーションが同時並行的にちゃんとできるんだから、こうしてもらえれば出来ないわけはない。私は頭がいいわけでもないが、決して馬鹿でもないと思う。
キレる子供が多い。という話しを誰かが休み時間にし始めた。
「最近の子は下手に注意すると危ないからなぁ」
「コンビニとかにたむろっているヤツらって、注意しづらいんだよなぁ。邪魔でしょうがないんだけど」
「下手に手を出さない方がいい」
すると、一人の人が。
「そんな奴なんて、向かってきたら膝にケリを入れればいいんだ。そうすれば倒れるから、ナイフをけ飛ばせばいい」
私はずっと黙って聞いていた。いろいろ思いながら。
(最近の発育のいい「ガキ」の腕のリーチと、アンタの脚、どっちが長い?(笑))
(やばいヤツには近づかない方がいいんでない?なにもアンタがしゃしゃり出てもなんにもならないんだから)
(冷静な戦力分析が出来ないのかね…。それにアンタが死んだら、家族の人がたくさん悲しむよ)
「君子危うきに近づかず」という。それに、「ゴルゴ13」の作中でゴルゴ13が言っていた。
自分が生き延びていられるのは臆病だからであると。
8月16日(水) マザーボード入れ替え
ちょっと前にマザーボードを譲ってもらった。今日ようやくこのマザーボードに交換してみた。
このマザーボードはGIGABITEのP5SD-A、CPUはAMD-K6(266Mhz)である。
今となってはこれも古いマザーボードであるが、このマザーボードを買ったのにはわけがある。
一つはAGPスロットがあること、今までのTX47はそれがなかった。今はPCIのグラフィックボードが少ない上に、
AGPの物に比べれば高い。こうして拡張能力を高めておけば、将来買い換えるときに役に立つ。
それと、今までのを予備にできるので、故障があったとしても復旧が早い。
もう一つ、今までに結構いろんな部品を交換してきたので、その部品+@でもう一台組むことが出来る。
それをLAN接続して、ネットワークを組むことができる。その接続自体で、ハードウェア的な勉強や、ソフトウェア的な設定の勉強。そしてセキュリティーの高い設定を探し出すことも出来る。
さて、実際の交換であるが、ケースを開けて、コネクタ類を全て外して、マザーボードを取り外し、新しいマザーボードをつけて、コネクター類をつけて、ケースを閉じればおしまい(笑)
ハードウェア的には接続を間違えなければ大丈夫。ただ、マニュアルが英語だけなので、トラブルシューティングには苦労するかもしれない。
問題はソフトウェアの方。チップセットの関係上、Windowsの設定をかなり変えなければならない。この辺は自動的にやってくれるのだが、SCSIのCD-ROMドライブを使っている場合、それが認識されなくなって、WinのCDからセットアップに必要なデータが読めなくなってどうにもならなくなる場合がある。事前にWin98フォルダをHDDにコピーしておかなければならない。データさえあればセットアップを続けることが出来る。
何度も再起動を繰り返して、ようやく通常通り使えるようになった。
で、変えてみたがとくに大きな変化はないように思われる。交換前にベンチマークしておけばよかったと思う。
ベンチマーク代わりにいくつかゲームをやってみたが、少し早くなったかな…?程度である。
作業が終わってからのテレホ時間中にその譲ってくれた人とICQで会話して、問題点や代金の送付方法などを話し合った。数日使ってみて、それから送付するということで合意した。
こうして、相手のことを考えてくれる人との交渉はいつもスムーズに行くものだ。自分のことしか考えていないような人間相手の交渉だったら変なところで難航するだろう…。実際「なんでこんなことでごちゃごちゃしなきゃいけないか分からない」と思うことが何度もあった。
8月15日(火) また神社に行って…。
今日は新潟市の方に出かけた。こんな時でないと出来ない情報収集(謎)と、白山神社参拝である。
最近はよく神社に行くようになった。初めはほとんど巫女さん目当て(爆)だったが、近頃はそうではない。願い事があったり、努力しているけどうまくいかなくて精神的に参ったりしてどうしようもないときに、あらためて誓いをたてるために行くようになった。
それに、これからの時期、仕事が猛烈に忙しくなる。その際の健康や安全も願った。ここで事故ったら今までの努力は水の泡になる。
今日は17時頃に参拝に行ったので、もう本殿内の授与所(お守りなどを売っているところ)では片づけが始まっていた。
まじめに参拝していてもどうしても巫女さんの方を見てしまう。これも悲しい男の性(さが)。仕方のないことだと思う。
しかしこうした「煩悩」を私は否定しない。多くのCG描きの人は「煩悩は創作の活力」という。私はCG描きではないが、それはよく理解できる。「幸せになりたい」この気持ちもある意味煩悩(≒欲望)だと思う。そういう気持ちを活力にして人は努力する。だから煩悩を否定しない。
8月14日(月) 花火大会
今日、隣の町で花火大会があった。花火の他に昼に祭もあったようだが行かなかった。
日が落ちてからしばらくして母親の原付スクーターで出かけた。これなら自動車通行禁止区域でも自転車を押すような感覚で入っていける。(エンジンを切ってバイクを押して歩けば歩行者扱いになる)
しかし、250ccとかのバイクになれてしまうと、原付スクーターは不安定で怖くてしょうがない。昔はこれで平気でスロットル全開くれて峠を走ったこともあったのに…(ぉぃ
家を出るのが遅かったので、走っている最中に花火があがりはじめた。走りながら見る花火もとてもきれいだった。
道路のど真ん中でも結構見物するのにいいポイントがあるんだな…。そう思った。
とはいえ、こう言うときの雰囲気の中にいるのも好きだ。自分で望んで祭の輪の中に入るのは好きなのだ。(←わがまま)
花火の近くだと結構硝煙のにおいが立ちこめたり、爆発の振動がもろに体に響くことがある。これが雰囲気を盛り上げる。この雰囲気がたまらない。
浴衣姿の女性も多い。結構似合っているが多くてなんだかいい感じ。でも多くは隣に彼氏がいたりする。あぅ。
こういうの見ると、いつかイイ人と一緒に祭に行きたいと思う。その思いが成就する日は来るのだろうか…。
ともあれ、たまには日常とかけ離れた時間と空間の中に身を置くことは大切である。それによってまた日常に戻ったときにそこで必要な活力が得られるような気がするから…。
8月13日(日) 「…絶対…だいじょうぶ…だよ」
この表題で分かった人もいるかもしれない。今日はCCさくら(カードキャプターさくら)の話。
実は数ヶ月前からCCさくらの単行本を見るようになった。きっかけはNHK教育でやっていたアニメ版を見てからだった。
本来この作品は少女マンガ(なかよしの連載)なのだが、「大きなお友達」(爆)にも人気な作品でもある。
作者がそのことを狙ったのか否かは分からないが、商業的には「大きなお友達」をいかに引き込むことが出来るかどうかが重要なのかもしれない。
さて、今日私は12巻を買ってきた。この巻でこの作品は完結である。
ネタバレしない程度に感想を書くと、だんだん物語のスケールだけが肥大して歯止めが利かなくなる作品が多い中、この作品はむやみにスケールを肥大させずに、わりと各キャラクター「個人」の問題の解決をもって収束させていると思う。
こうした人気作にはえてして「作者以外からの力」が働くことが多いようだ。途中までは間違いなく「名作」でも、ネタが切れそうになって、物語のスケールを大きくして、矛盾点が大きくなりすぎて最後には身動きがとれなくなって自爆。
そうしたケースが多い。うまく終わらせることが出来れば「名作」って言われ続けたのに…。ということになる。
その点、このCCさくらは名作だと思う。
それと、すごく気に入ったのが恋愛模様の描写。対象年齢が(本来は)小学生〜中学生(だと思う)なので、この年齢層の子の視点で描かれているように思う。対象年齢が成人な作品を見たい人は同人誌で…(殴
私にとってそんな時代は10年前の話しだが、それでも純粋な意味でどきどきする描写で楽しませてくれた。
これだけ感情移入できるということは、いかに作者の描写がうまいかということだろう。
しかし、結構少女マンガちっくな本を(っと言うか少女マンガなんだけど(笑))何冊も部屋に置いておくのは結構違和感がある。隣にある本がBomb
Comics(ミリタリーマンガ)だったりするからなおさらだ(爆)
8月12日(土) 今日からお盆休み
…なのだが、昨日の「お祭り」の後かたづけのために会社に行った。
まぁそこで自分が担当した所の道具を返しに行っただけなのだが…。
その後で内科に行った。ここ数日ひどく唇の裏が腫れていて何か食べるのも辛かったくらいだった。
この手の腫れは内蔵が弱っているときに起きやすい。最近非常に疲れていたからそうなったのだろう。
せっかくの休みなんだからゆっくり休んで治すことにする。医者からは塗り薬をもらった。この薬、塗ると口の中がべたべたして気持ち悪いが、痛いのよりはマシ。
休みらしいこと…といえば、お昼に例によって某所でチャットをしていた(爆)
実はこの日、コミケで「推進委員会」が出品していたのだが、仕事の後かたづけがあって行けなかった(;ω;)
もっとも、今日が完全に休みでも疲労が激しすぎて行けなかったと思う(夏コミの会場前の行列は地獄である)
8月11日(金) お祭り
…といっても、神事でもなければ、地元の祭でもない。会社でのお祭りである。祭をする側には予算をくんだりなどの勉強を、会社としては地域住民との交流をという目的があるイベントである。
勉強は若い人にさせた方がいいということで、私は部署単位のリーダーになっていた。その上に全体のリーダーやら会計係やらがいる。
当日はいろいろ設営したり買い出ししたりしていた。汗もいっぱいかいた。
途中、物が無くなって急遽買い出しに行ったりもした。だから自分自身はろくに「楽しむ側」に回れなかった。
ほかにもいろいろあって…。お祭りでこんなこと思うのはなんだが、正直言って楽しくなかった。
自分で望まないお祭り騒ぎは2度とやりたくない。それくらい思った。
この日はまったくアルコール類は飲まなかった。買い出しに備えて…というのもあるが、得てしてそういうときはトラブルが起きやすい。去年はそれでかなり嫌な思いをした。
相手が自制心を失って、私に対しての不満を思いっきりぶつけてきたり、罵倒したりすることが多い。
私の方も、普段は何とか我慢できることでも、我慢の限界点がアルコールで下がってしまう。
どちらかが退かないと、お祭りではなく、「血祭りにあげる(あげられる)」ということになりかねない。
本当に苦労してすることと、そしてそのあとのお酒は本当に仲のいい人とやらないと危ない。降りかかる火の粉があまりにも多すぎてヤケドをしたり、振り払いすぎて別な問題が起きたりするから…。
「振り払うこと」にも使える道具が山ほどあるところではなおさら…。
正直言ってこれを書いている今でもここでは表現できないような怒りが沸々とわき上がってきている。
数日前から荒れていた唇がすごく痛い。そうとう内蔵が弱っているのだろう。
お祭りネタで「お祭りしていた神社の巫女さん可愛かった」とか書けることがどんなに幸せなことか改めてよく分かった。
8月7日〜8月10日は多忙で更新できませんでした。
8月6日(日) ホワイトアウト
8月の中旬に映画「ホワイトアウト」(原作:真保裕一)が上映される。織田祐二が主役とのこと。
それはともかく、先日コンビニへ行ったら、同名のコミック版があったのでなにげに買ってみた。
案の定はまってしまった。こうしてなにげに買ってみたものはたいてい思いっきりはまるようだ。
「日本最大のダムがテロリストにより占拠され、たった一人の男が戦いを挑む…」って感じのストーリーなのだが、
交通は冬季はまともに通れないトンネルとヘリだけというなか、トンネルは爆破され、ヘリは悪天候で飛べず…。
つまり、とてつもなく広い空間が閉鎖空間になっている。そんな中で戦う理由が「友のため」。こういう展開はなかなか燃える。
それと、作中のダムのモデルになっているのが新潟県・福島県県境の「奥只見ダム」、トンネルが「奥只見シルバーライン」、県警ヘリ「えちご」が「こしかぜ」…。こういうのがあると親近感が湧く。
作中の地図と実際の新潟県地図の該当部分を比較してみるのもおもしろい。
実際に地図を持ってきてダム決壊の際の被害地域を予想すると、かなりの被害がでることが容易に想像できる。
こうした事実に基づいた設定というのはかなりの説得力を持つ。
それと、共感できるセリフが「オレ自身、何度山の中で見ず知らずの男たちに手を差しのべてもらったことか……」
私自身「山男」ではないし、山で遭難したことはないが、見返りを求めない見ず知らずの人にネット上で結構助けてもらっている。命に関わることではないが、かなり精神的に助かったことが何度もある。
だからこのセリフは共感できるのだ。
ともあれ、このコミック版の下巻も映画も楽しみである。
8月5日(土) 自由な「社風」
数日前に白崎八幡宮の巫女さんに「誕生日おめでとうメール」をだした。
その返事が今日来ていた。
それもうれしかったが、久しぶりにその巫女さんとチャットで会話することが出来た。
いろんな話しをしたが、神社のパソコンのデスクトップを自分好みの物にさせてもらっているという。
さすが「融通の神様」を祭っている神社だ。民間企業はそれ以上の融通…というか柔軟性がないとこれから生き残れないだろう。一般に民間企業のほうが神社よりも状況がシビアなはずだ。
決定権(権限)を必要な人に必要なだけ与えなければ、物事の決定をする際に柔軟性がなくなる。
決定権を与えられた人に必要な知識が無ければ、正しい決定ができない。
決定権を与える人はこの両方を考慮に入れなければならない。
これらが全てうまくいっていないと、その組織の人間をうまく活かせない。
ウチの会社のパソコンに「袴っ娘カスタマイズ」なんかしたら、きっと大騒ぎになるだろう。
そんなことは容易に想像が出来る。やった人間は故意にコンピューターウイルスを混入させたのと同じだとみなされるだろう。
許可をとってしようとしても無理だろう。もっとも、自分がメインに使えるパソコンなんてないのだが…。
就職活動している学生が、その会社の志願理由に「自由な社風」をあげることがあるようだが、これは絶対にやってはならない。社風なんて、その会社に入るか、あるいはその会社に「仕事」を越えた、本音が話せるつきあいが出来る人がいないと分からないはずだから。
分からないはずのことを分かったように言ってもすぐにウソがばれる。
ともあれ本当の意味で「自由な社風」があるところで働けることがとてもうらやましい。
8月4日(金) 昔の価値観は常に現在の価値観に劣るのか?
上司と一緒にお客さんの所に行った。
お客さんも結構年輩の方で、上司と同じ歳くらいの人のようだった。
そこで、「今時の若いモンは…」などど言った。同じ歳の人同士で言うのは勝手だが、
その「今時の若いモン」の前でそんなこというのはいかがなものか?
「昔の人間は力(筋力)があった。昔は1俵が60kgだったのに、今は30kgだ。昔はその1俵を担げないとクズ扱いされた。もっとも今は力無くてもフォークリフトとかがあって楽になった。いい時代だ。」
「今の若いモンは、「飢える」ことの心配をする必要がない。だから物のありがたみを知らない。昔は苦労したから「助け合い」の精神があった」
私はずっと黙って聞いていた。
そうか…。昔の価値観にしがみつきたいんだな。しがみつかないと現在の価値観によって、昔の価値観が崩壊するから…。
特に男の場合、価値観が変わることを恐れるケースが多いという。(ちなみに女性の場合は価値観が変わることに肯定的なことが多いらしい)
昔は60kg俵を担げないとクズ扱いされたかもしれないが、いずれはパソコンを使えないとクズ扱いされる日が来るだろう。(いや、もう来ているのだろうか?すくなくともウチの会社にいる分にはそんな感じはしない。だいたい私がワープロ打てるとは思っていないらしい(爆))
俵はフォークリフトでも使えればたいした力を使わなくても何俵も運ぶことができる。
しかし、遠隔地の人間とネットでコミュニケーションをとったり、誕生日CGや暑中見舞いCGを受け取ったりするのはパソコンが無いと出来ない。
もちろんパソコンだけでは出来ない。ネット以前の問題としてその人と仲良くなっていなければ出来ないことである。そのためには、そこそこの「人間性」が必要になってくる。
この人間性は、過去も現在も同じように必要とされている。だから、昔(だけ)は情に篤(あつ)かった…。
なんてことはない。現在も同じことである。
現在はより世の中の仕組みが高度化、分業化してややこしくなっている。学歴とか資格とかもより重要視されている。精神的に参ることもある。そのときにだって助け合い、支え合うことが必要だし、それはネットを通じてしても問題はない。もちろん直接でもいい。
とはいえ、昔の価値観を否定しているわけではない。昔の価値観をがあるから今のそれがあるわけだから…。状況に応じて柔軟に価値観を再構築することが大切なのではないだろうか?
8月3日(木) 暑中見舞いCG
メールチェックしたら添付書類付きのメールが入っていた。
このメールはこの前、誕生日祝いのCGをくれたいのさんからだった。
今度は暑中見舞いCGだった。
というわけで、CGはここです。
こんど、「頂き物CG」のページを作らないと…。
8月2日(水) 休み明けの仕事
4連休の後の仕事はなかなか堪える。連休中に比べればだいぶ暑さはマシになったものの、
それでもかなり暑い。汗をだらだら流しながらエアコンのないところでずっと仕事というのは結構消耗する。
が、それでも我慢するしかない。屋内でエアコンが欲しいと思っても無理な話だ…。
「仕事ごっこ」と命名(?)された「全身運動」を否定されて、怒っていた…。と否定した人が言った。
当然の結果だ。…否定されることが。
私が会社の前の道路を箒で掃くとか、棚をわかりやすく整理するというのは、例え簡単なことであっても立派な「仕事」である。
私がそうすることで、他の誰かがそれをしないですむ。また、その次の段階の作業を誰かしらが早くはじめることが出来る。
しかし「仕事ごっこ」の場合はそれがない。全体としてなんの進捗もない。
その意味でこれを「仕事ごっこ」と称した人はさすがであると思う。
「仕事ごっこ」を否定された人は「ああ、むしゃくしゃする」と他の人に言っていた。
私がそばにいれば理不尽な屁理屈で八つ当たりされるだろう。そんなことで頭に来るのは馬鹿馬鹿しい。
そんなことで時間をつぶすのは無駄以外の何物でもない。
だからとっとと退散して、その人が見えないところで仕事をした。
困ったものだ。
8月1日(火) 情報収集
平日の日中(9:00〜17:00など)にしかやっていない施設って結構ある。
こうしたところは土日休みで仕事している人間は滅多にいくことが出来ない。
だから、こういう「平日だけど休み」という日は貴重である。
インターネットをよく利用していると、それだけでどんな情報でも集められるような気になってしまうが、
決してそんなことはない。現場に行かなければ分からないこともあるし、それに文字だけの情報であっても結構ネットに上がっていないものもある。
とある情報を探しに行ったが、おそらくここが情報量としては最大であろう。
何をするにしても、まずは正しい情報を集めなければならない。そのあとでその情報を正しく解釈してそれから行動である。
「情報」の重要性を認識すらしないで行動するのは論外である。
情報の扱いに失敗するとかなり大変なことになる。私もそれで失敗したことが何度もある。
またお盆あたりに「情報収集」しよう。