日記(1999年4月分)

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1999年

 4月30日(金) デッドストックの山…

 仕事で、以前行った倉庫にまた行った。今度は、在庫(新品ばかり)のシリアルナンバーと台数のチェックだった。デザイン的にかなり昔のものもあったようだ。
 「なんだかなぁ」と思ったのは、バッテリーが上がりを起こしている機械が多いこと多いこと…。半数以上はそうらしい。さらにそれらの多くがMFバッテリーだから始末が悪い(MFバッテリーは一旦過放電させると、充電してもほとんど回復しない。しかも単価が高い)
 「なんでこんなに作りまくったのだろう」と思いつつ、私たちにできるのは、シリアルと台数のチェックと倉庫の掃除だけだった…。
 しかし、「倹約しろ」と言いながらこれだもんな…。全く何考えているんだ>上層部


 休み時間に「アイス買ってこいや」と言われて、1年先輩の人と近くのスーパーに買い物に行って、「馬車道アイスクリン」というのを見つけた。まさか新潟にもあるとは思わなかった。
 さすがに「これ買いましょうよ」とは言い出せなかった(笑)

 4月29日(木) 初任給でお買い物

 まずはソフマップ新潟でHDD(メルコ DBI-UV8.4GT2、8.4GB E-IDE HDD)を買ってきた。消費税込みで約3万円だった。次に近くのデパートでお世話になった親戚への贈り物を買ってきた。こっちの方がHDDよりも安かった(苦笑)
 親戚の家に行ってその贈り物を渡してきた。私が選んだものはちょうどよかったみたいで、大変喜ばれた。
 「初任給で、親を外食に…」っていう話をよく聞くが、私は形が残り、さらに実用的なものを贈りたいと思った。記憶は薄らぐが、そういったものは残り続ける。そう思ったのだ。


 家に帰ってから、HDDをどのように使うか(機器の構成をどのようにするか。パーティションをどう切るかなど)考えた。
考えると結構おもしろいが、なかなか難しい。HDDを接続するのは後日にすることにした。GWはこれからだ。(でも明日は仕事…)

 4月28日(水) 「効率的な」指導の仕方

 溶接工場での実習は今日で最後だった。実はスポット溶接で部品を作っている際にかなりミスをした。
治具(部品同士を溶接する際に位置決めするための専用工具)をきちんとはめたのになぜかずれてしまうということが何度もあった。
 こういったミスを自分で何とか直そうとするとよけいに部品を壊すかもしれないので、そのたびに作業長のお世話になった。
この3日で確実に10回以上お世話になった。本当に迷惑な新入りである。しかし怒られたことはなかった。
 私の場合、怒られなかったからといって手を抜くようなことはしない。むしろ、いかにミスをしないようにするか考えるようになる。上達も早い。
 逆に些細なミスでも怒られると、緊張してよけいにミスをするようになってしまう。上達も遅くなる。(これは溶接に限らない。自動車の教習でも同じことである。だからすぐ怒鳴る指導員は指導員としては無能だと思う。何か教える立場の人で、このことに気が付いている人はどれくらいいるだろうか?)さらにいかにミスをごまかすかという方に頭を使うようになってしまう。(ストレスから身を守るためには当然の行動である)
 恐怖感は「覚える」という行動を阻害する。だからそれを取り除けば効率よく覚えられるのだ。


 帰りに初任給をおろしてきた。初任給の一部はここまで来るのにお世話になった人たちへの贈り物に使おうかと思う。(とは言っても買う予定のHDDの方が高いんだけれど(苦笑))

 4月27日(火) 目が痛い〜(;_;)

 会社の工場内研修が今週から組み立て工場から溶接工場に移った。
 私がやったのはスポット溶接(機械に金属をセットして足下のペダルを踏むと金属を圧着して、それと同時に大電流を流して金属同士をくっつける)とアーク溶接(低電圧、大電流で銅線を溶かし、それで金属をくっつける。溶かす際に酸素が入ると失敗するので、二酸化炭素やアルゴンを噴射する。溶接する金属以外を溶かしてくっつけるという点ではハンダ付けに近いのかもしれない)
 スポット溶接の方は実際の製品製造をさせてもらえた。簡単な部品なら初心者でも大丈夫だからだ。
アーク溶接の方はかなり難しいので、製品製造をさせてもらえなかった。もしやったら不良品だらけになるだろう。溶接でミスると、修正が難しい(または不可能)だからだ。結局アーク溶接は金属の切れ端を組み合わせたもので練習させてもらった。
 特にアーク溶接は目が痛くなる。これは単に溶接の際の火花がまぶしいわけではなく、その青白い火花に結構強力な紫外線が含まれているからだ。だから溶接するときは必ずマスクを使用しなければならない。
 家に帰ったあとで目が痛くなった。2日でこうだから長年溶接やっている人はそうとうつらいだろう。

 4月26日(月) いよいよか…。

 私のパソコンのWindows98の調子がおかしい。ICQやポスペを単独で開いた瞬間にクラッシュとか、ブラウザ使っていると、回線が接続されたままフリーズとか(回線を切断するにはリセットするしかない)そういうのが多くなってきた。
 私はWindows導入直後にいろいろなフリーウェア・シェアウェアをいろいろ試して自分にとって使いやすい環境を探してきた。
必然的にインストール・アンインストールの繰り返しになってしまう。するとレジストリが肥大化しエラーが起こりやすくなる。
 また、リソースが不足するのはメモリとはほとんど関係ないらしい。これも肥大化したレジストリが原因だそうだ。このことはチャットで聞いた。またスワップファイルがやたらと大きくなるのもこれが原因らしい。スワップファイルが大きくなるとCドライブの残りが10MBを切ることがある。
 メモリ増設では根本的な問題解決にはならない。そろそろ再インストールの時期なのだろう。 
 そこで初任給で買うのはHDDにする事にした。Cドライブを2GBくらい取れば、スワップファイルが大きくなっても大丈夫だろう。そのときに再インストールすればいい。しかし、確実に半日仕事になりそうだ。

 4月25日(日) 休日は雨だった…。

 今日は選挙の当日なので、宣伝カーに起こされることもなく、気持ちよく目覚めることができた(笑)
 しかし、雨だったのでバイクに乗れなかった。残念。(去年だったら雨でもお構いなしに乗っていたのだが(苦笑))
 軽ワゴンを借りて投票場に投票しに行く。やっぱりどの候補者もぱっとしない。まぁ次の日になれば、態度を180度変えるのだろうが…。もっとも、このことは私も非難できない。テストの時だけ勉強したり、就職活動のときだけ付け焼き刃の敬語を使ったり…。こういう人は多いだろうなぁ…。


 来週給料が入るはず(笑)なので、買いたいと思っているパーツがいくらで売られているかを調べるために新潟のパソコン店に行った。せっかくだから、カリーナが化けた(笑)シビックで行ってみた。
 デザインがかくかくしているから車検証をチェックしたら、平成2年型だった。どうりてかくかくなわけだ。
走行性能はカリーナよりも加速性能、コーナリング性能がよく、パワステが軽いといったところだろうか?小回りも結構利く。しかしブレーキが重く、かなり強く踏まないと効いてくれない。私が一番気にするのがブレーキなので、ちょっと不安だ。
 って、これじゃ車のインプレじゃん(笑)
 パソコン店でHDDMOメモリの値段のチェックをする。給料を全部自分で使うのなら、全部買えるだろう。しかしそうはいかない。「親なんてかんけ〜ね〜よ」とかぬかすどこぞのバカとは違う。
 だから給料の半分以下で買える物は何か?と考えなければならない。
 リムーバブルメディアは欲しい。現状ではフロッピーでしかバックアップができないので、事実上まともなバックアップは不可能。せいぜい個人データくらいしかバックアップできない。
 HDDも容量があまりない。しかも、いつ壊れるか分からないような貰い物HDD全データの半分が入っているのだ。
 現状では64MBのメモリがあるが、いつも大きなスワップファイルができて、HDDがうるさいし処理に時間がかかる。
64MBのメモリか、128MBのメモリか、それが問題だがペンタ400とかの高速なCPUの処理に耐えうるメモリは結構高い。
メモリ買うなら、従来型の64MBメモリを買って、さらに必要なら128MBの高速なメモリを買い足す方が良さそうだ。どのみちこのマザーボードでは256MB以上のメモリは搭載できないのだから。で、マザーボードやCPUを換えたときにこの128MBメモリだけは新マシンに流用できる。現状の64MBのメモリは2台目用に保管しておけばいい。
 金がないゆえにどれを買うべきか迷うのは結構悲しいものがある。パソコンに限ったことではないが…。


 最近日記ばかりの更新になってしまっている。教習記の一部は大学から引っ越すにあたって、書き直そうとしているのだが、書き直し作業が全然進んでいない。こっちのプロバに移行してからアップロードすらしていない。これもなんとかしないと…。


 4月24日(土) いい加減にしろ〜

 と言いたくなるのは、宣伝カーのこと。大声で「○○をよろしくお願いします。」とか「お騒がせしてすみません」っていうくらいなら、公約をしっかりして欲しい。どうせ公約は破るためにあるのだろうけれど、せめて「自分が当選したらやりたいこと」「それをやるためにどうしたいか?」「それをやるために実行可能な案は何か?」くらいは明言して欲しい。(特に3番目を明言している候補者は皆無)明言しても実行する気がなければ同じだけれど(笑)
 それでも選挙には行くつもりだけれど、一体「選挙権」って何なんだろうって思ってしまう。


 今日、朝起きるとうちのカリーナがシビックになっていた(笑)
どういうことかというと、修理工場の方から車検を早めにして欲しいって言われたらしい。おおかた仕事がなくなって、その穴埋めに車検のための整備ってことだろう(笑)
 しかし、土曜日にこんなことしたもんだから、夜になって電話で「一部の部品が入ってこないから、車検完了は月曜日になります」って言ってきた。これもいい加減にしろ〜である。
 しかし、まぁこの修理工場とは私が生まれる前からのつきあいなので、まぁいいだろう。私が車を買うときにせいぜい便宜をはかってもらうさ(笑)シビックのガソリンをガス欠寸前にするのもいいなぁ(ぉぃ

 4月23日(金) そもそも効率ってなんだ?

 工場では、「効率よく仕事しろ」って言われる。そしてその方法も教えてもらった。しかし、彼にとって効率のよい方法が私にとって効率のよい方法であるとは限らない。理由は簡単で彼とは体格がまるで違うからである。
 私の場合、パソコンを使えば効率よく文章が作成できる。では年輩者の多い会社でOA化すれば効率が上がるか?
とてもそうは思えない。教育に時間がかかってかえって非効率である。これと同じことなんだが、どうして気が付かないのだろうか?
 タッチタイピングは確かに効率がよい。しかし私はいくら練習してもタッチタイピングができない。でもパソコンは使えるし、チャットもできる。ついでにICQも同時進行して打てる。
 チャットでも、タッチタイピングができないが多重チャットはできるし、チャットしながらCGを描いている強者までいる。
 インターネットをやりたくてパソコンを始めようと思うが躊躇する人は、この辺が原因ではないか?できるに越したことはないが、できなくともどうにでもなるのではないのか?WindowsなりMacなりをまともに使えればそれでいいのではないのだろうか?


 工場での組立実習は今日で終わりである。工場で一緒に作業していた人に「おまえ、大学の時に何をやっていたんだ?」と聞かれた。私は卒業研究のことだと思い「オペレーションズリサーチです」と答えた。案の定「オペレーション??」なんて反応が返ってきたが、そういう反応も無理もない。これが「ネットワーク理論」や「統計学」とかだったら、よく分からなくても「あ、そうなの」ですむが、ORは名前そのものがあまり知られていない。「日本語では運用研究と訳されます。たとえばこのラインだったら、より効率のよいラインをどうすれば作れるか?といったことを実際に作らず(試験的に作ってみると時間もお金もかかるから)に科学的にシミュレーションしたりします。」って答えた。
もっとも、会社全体がORの対象になりうるのだが…。例えば、在庫理論、作業工程の最適化、最適な人員配置、新入社員が入ってきて研修をさせる際にどこに配置させるのが全体の生産速度を落とさずに済むのか?なんて問題もあり得る。
 「ただ、オペーレーションズリサーチはトップの理解が絶対に必要です。案を最終的に実行するのはトップなんですから」
 「じゃあ、ここでは役に立たないなぁ(笑)」って言われてしまった。   
 苦笑いするしかなかった。

 4月22日(木) 物事を始めるきっかけ

 「袴っ娘推進委員会」チャットでよく「よしゆきさんもCG描いてみたら?」って言われる。
「大丈夫だって。初めは誰でも下手なんだし、自分もここまで来るのに何年もかかったんだから」って言ってくれる。
これが¢お小夜さんだったり、その他のCGがうまい人だったりする。ゆえに説得力は絶大である。
 しかし、私はCGを描く環境がありながら(Adobe PhotoDeluxeなど)どうしても本当に描いてみようという行動が起こせない。
昔何があったのか分からないが、CGに限らず芸術関連のことに挑戦することに消極的になってしまう。多分よほどのことがないと動けないのだろう。(以前は身体活動系のことに関しても消極的だったが、ウェイトトレーニングである程度成果があがったり、中型二輪免許を取ってから少しは積極的になれた)
 私にとって、何かを始めるきっかけはその分野のエキスパート(あるいは私がそう思える人)の力強く、説得力のある勧めではなく、自分で勝手に「できるかも…」って思ったときのような気がする。それか、有形・無形の強制を受けたときくらいだろう。
(例えば「有形の強制」は自分の上司に「○○しろ」って言われて始める場合、「無形の強制」は車に興味が全くない人が居住環境などのために(車がないと不便だとか)運転免許を取りに行くはめになる場合など。(新潟ではほとんどの地域で運転免許持っていないとかなり苦労する))

 4月21日(水) 体格差をカバーするには…。

 体格の悪い人間がそうでない人間と一緒に作業するのはきつい。筋力差がありすぎるのだ。
私は大学の時にウェイトトレーニングをやっていたが、全ての筋肉を鍛えたわけではない。床に置かれた100kgの棒状の物を持つことは可能だが、自分の腹より上の高さにある30kgの物をおろすのはかなりきつい。なぜなら、使う筋肉が違うからだ。前者は主に足の筋肉を、後者は主に腕の筋肉を使う。
 体格のそれなりにいい人は、それ相応の筋力が大した努力もなしに備わっている。体格が悪いと努力して筋力を付けないとどうしようもない。しかも筋力が付いたとしても、ウェイトトレーニングをさぼるとすぐに衰える。ウェイトトレーニングばかりやっていると仕事どころではなくなる。
 はっきり言って不公平だ。しかしこれは運命だ。受け入れるしか選択肢はない。だがこれをカバーする方法はある。
作業機械を使いこなせばいい。そのような機械を操作するのに必要なのは筋力ではなく、操作技術と集中力だ。これらは体格に関係なく付くものだ。
 今日は昨日と同じ作業の最中に例のクレーンを使っていたらこんなことを強く思った。「自分の筋力を何とかするよりも、作業免許を取って、作業機械を使えるようにする方が現実的だ」と。
 このクレーンのおかげで作業ははかどり、昨日2人で10分かかったものが、1人で15分で作業できるようになった。
この行程の組立が少なくとも15回はできた。
 

 4月20日(火) 援軍到着!

 今日も例の作業であったが、また一人で作業をする羽目になった。上司が作業長に話をつけているはずだ…。
 …。10時になってもまだこない。でも、文句は来る。「いい加減にしろ!」と言いそうになったころに、やっと援軍到着。
彼に聞くと、やはり作業長に「そこに行け」と言われてきたとのこと。助かった〜。
 この後は一緒に作業して何とか間に合わせたのだった。


 話が変わるが、工場で作業している人の多くは工場の2階にある食堂で食事をとる。新入社員も例外ではなく、
そのうちの5人がそこで食事をとっていた。
 そこに、よく生命保険の勧誘の人(保険外交員ってヤツ)が来る。せっかくの休憩時間をじゃまされるのは不快だが、向こうも仕事だ。まぁ、仕方があるまい。だから、むやみに冷たい態度であしらったりしない。(ただし、あくどい商売をしている者は別。問答無用で追い払う)「もう、あなたで何社目か忘れました。ゆっくり休憩を取らせてくれませんか(笑)」って感じで私は接する。
 食事が終わり、それぞれの研修先に戻る途中でこんな会話をした。
 私「まぁ、いずれは保険に入らないとな」
 新入社員A「別に俺が死んでも誰も困らねぇよ
 私「親が困るだろう
 新入社員A「親は関係ないだろう
 私「自分一人でここまで来た(大学を卒業し、ここに就職した)つもりか!?
 新入社員A「……ふん
 この「新入社員A」は開発部に配属されたヤツである。商品は、もはや「作れば売れる」という時代ではない。「顧客の満足する物でなければ売れない」のだ。人のことを考えられないヤツに顧客のニーズを考えた製品が開発できるのか?また、この程度の想像力しか持ち合わせていないヤツに斬新なアイディアが浮かぶだろうか?(「こんなのあったらいいな」という想像力は時として実現可能なアイディアになる場合があると思う。しかもそれが実行可能な物だったら…)
 いつだったか工場の人が言っていたなぁ。「開発の奴らが、いい商品を開発しないから売れないんだ」って。

 4月19日(月) 怒りゲージMAX寸前(-_-#)

 今日も工場内研修だったが、作業内容は変わらなかった。それだけならいいのだが、本来2人でやる作業を1人でやらされたりして非常に疲れた。ライン上流の作業で遅れると全体に影響が出る。そんなところを一人でやらされ、責任まで負わされたのだ。文句だけは言うくせにまともに手伝わないし…。部品はどんどん来るし…。指を切っても気にする暇すらないし…。
 しまいには、運搬時にさえ誰も来なくなったので、使い方を教わっていないクレーン(工場の上にクレーンの本体があり、手元でコントローラーで操縦するタイプ)までも使う羽目になった。
こんな調子だったので、作業中に具合が悪くなってしまった。
 自分の部署に戻って事情を説明すると、部署の人は「これは言っておかんとな」って言っていたので、多分改善がなされるだろう。それでもダメなら、それ相応の「行動」を起こすことになるだろう。
 

 4月18日(日) 休日っていいなぁ(^^)

 今日は待ちに待った休日だったので、1週間ぶりにバイクに乗って走った。近くの峠を2つ越え、ついでに山の向こうにある
G自動車学校(ここは、全ての車種の教習を年中無休でやっている)の申込用紙をもらってきた。もっとも、これからすぐに入港して大型(4輪)とかを取りに行くわけではない。と、いうか今は暇も金もない。もし始めるとしても、早くても今年の秋頃になるだろう。そうなれば「大型特殊教習記」以来2年ぶりの教習記を書ける。


 私が免許にこだわるのにはわけがある。免許は財産である(各免許を取るのにいくらかかったか、それによって何ができるのかがはっきりわかる)しかも正当な理由がなければその財産を奪われることはない。(公的な権力が暴走すれば、奪われるかもしれないが、それ以外の権力では奪うことはできない。例えば「有給休暇」なんて私的権力で奪うことができる(有給をとった者の評価を下げるとかといった方法で)とにかく免許は相当に堅牢な財産である)
 そして、免許はその人の能力を証明してくれる。どんなに努力してもちっとも成果が現れないことが多かった(体育や美術など)私としてはこの点は大きな魅力である。
 さらに、それが形として残るのだ。

 やっぱり、晴れた日にバイクに乗るのは気持ちいい。そのときだけとはいえ疲れも吹っ飛ぶ。
5月になれば通勤にバイクが使えるようになるだろう。肉体的な疲労が特にひどい場合はバイクはつらいが(特に腰が痛い場合)精神的に疲れているときは、バイクに乗ることでその疲れを吹き飛ばせる。やっぱりバイクはいい。

 4月17日(土) 休日じゃなかったのね(;_;)

 今日は土曜日であるが、休日ではなかった。この日は大半の人が休日であるが、一部の人に例外があって、新入社員もこの「例外」に含まれていた。
 今日の作業は倉庫の棚卸し&在庫切れを起こしそうな品物のチェックだった。
新入社員のほぼ全員が集まったので、休憩時間に各配属先の状況、いま感じている会社そのものの状況などの話を聞くことができた。
 正直言ってとてもいい話しとは言えないものだった。話を総合すると、将来が不安になるような結論に至ってしまう。
「この状況は不景気のせいだ」と考えれば少しは楽観的になれるのだろう。「景気がよくなれば状況もよくなる」ということだからだ。
 でも変な楽観論だなぁ(苦笑)
 結局今日も力仕事になってしまって、さらに疲労が重なってしまった。昨日も工場だったら正直言ってかなり危なかった。

 4月16日(金) 配属先の職場にて…。

 今日は工場の方が休みだったので、本来の配属先の職場で仕事をすることになった。
ここはぎすぎすしたところがなくていい。
 ここでの初仕事は、この部の近くの倉庫にある機械を、10qくらい離れた倉庫に運ぶことだった。
 機械のエンジンをかけて、そのまま押して機械と一緒にフォークリフトに乗る。そのままトラックの荷台に運ばれてそのまま1.5トントラックに乗せる。これを何度か繰り返して何台か積む。
 その後は、部内の人と一緒にその工場に向かう。もちろん私は助手席だった。入ってから2週間程度の人間に会社のトラックを任せられないのは当然であろう。
 トラックの中は快適だった。工場のように緊張を張りつめなくてもよい。それに春の風はとても気持ちよかった。
 倉庫に着くと、さっきと逆手順で機械を降ろし、また会社に戻って積み込む…。これを4往復ほどした。
 そんなわけで今日は筋肉痛にもならずに、比較的楽な1日だった。

 4月15日(木) 肉体的にも精神的にも…。

 今日も例によって工場内研修だったが、今日のは特別に疲れた。別に作業内容が変わった訳ではない。
詳しいことは書けないが、会社上層部の人と一緒に作業しなければならなかったのだ。
 こういう場合、たいてい現場の人の作業のやり方の方が洗練され、効率がよく、疲労が少ない(当然その方が安全である
 「会社上層部の人」は「こんなやり方じゃ能率が悪いだろう」と言って作業のやり方を変えさせる。
「こんなボルトのはめ方じゃ、後工程が困るんだよ。ラインが止まるんだ!」という。でもラインの方から特に文句が来たことはない(笑)
(こんなことしていると、アンタが言う作業能率が落ちて本当にラインが止まるだろうが(怒)こんなんだったらまだ1人でやっていた方が効率がいいよ)これでは精神的にも参ってしまう。
 早くも社会(会社)の不条理を味わったのであった。
配属先に提出するレポートにも真実は書けなかった。(書いたレポートが誰に見られるか分からないので)悔しかった。


 4月14日(水) アイドリングストップ運動の話を聴いて…。

 会社の帰りにアイドリングストップ運動に関する話をラジオで聴いた。
それによると、「アイドリングを止めることは燃料の節約になるのは間違いないが、信号待ちなどの時にまでエンジンを止めるのはやりすぎである。燃料は確かに節約できるだろうが、その代わり再始動でバッテリーやセルモータに負担がかかってそれらの寿命が縮まる。(これらの処理が問題になる。特にバッテリー)さらに、再始動の際には結構燃料を消費し、排気ガスもかなり出る。アイドリングストップはいいことだが、このことは全体的に考えるべきだ」とのことだった。これは全く私と同意見である。
 排気ガスを減らして、環境を守ることは大切である。しかし、それによって他の廃棄物を多く出したら何のためのアイドリングストップ運動だろうか?
 この運動を推進している人の一体どれくらいが本当に環境のことを心配しているのだろうか?私自身もバイクで信号待ちしている際に、「この運動を推進していると称している人」にエンジンのストップを求められたことがある。そのときは以上の理由を説明してその要求に応じなかった。するとその彼はなんとバイクのメインスイッチに手を伸ばしてきたのだ。即座にその手をはねのけて、すごい形相で彼をにらみつけ、エンジンを吹かしまくった。さすがに彼は引き下がったが(笑)
 ちなみに、私は駐車した際にはエンジンは切ることにしている。
 私は、権威(この場合は「環境を大切にしよう」という、誰も反対できないよう考え)を笠に着て、それを振りかざす連中がどうしても許せないのである。
 実は、「フレッシャーズ」の件もこれと同じことである。男女差別はいけないという、誰にも反対できないような考えを笠に着てそれを振りかざしているのだから。

 4月12日(月) 残高315円(汗)

 昨日保険料を払ったら、通帳の残高が315円になってしまった。プロバの利用料の引き落としがせまっていることを会社から帰ってから思い出してひたすら焦ったが、社会人になった今、いつでも気軽に銀行に入金というわけには行かない。しょうがないので明日の夕方に入金することにした。

 4月11日(日) バイクの保険の更新

 今日、久しぶりに土田商会に行った。あと1週間ほどでCBR250Rの自賠責・任意保険が切れてしまうのだ。
あまりお金がなかったので、自賠責を1年分、任意保険は前回と同じ内容で契約した。
 しかし、19歳のときに初めて入ったときは、同じ保険内容で10万以上したのに、21歳を過ぎ、無事故を繰り返してきたため2万ちょっとで済むようになった。若い人ほど事故を起こしやすい。事故を起こす人は連続で起こす。バイクの場合には死亡事故のような重大事故になりやすい。そんな理由で若くて事故が多い人ほど(バイクの場合は特に)保険料が車の場合と比べて非常に割高になる。その逆だと非常に安くなる。
 あとは無事故無違反5年以上の人は割引とかあったらありがたいのだが…。

 4月10日(土) 超爆睡(ぉぃ

 昨日の疲れが半端でなかったので、この1日のほとんどを寝て過ごす羽目になった。
ふと思ってしまった。休日は自分のための時間をとるためのものか、会社で働くための休息をとるためのものか…と。
 前者だったらいいが、後者だったらものすごくつらい。

 4月9日(金) お、重い…。

 今日もまた工場内での研修だったが、今日は長くて重い物(長さ160〜170cm重量20〜30kg)の物を扱ったので、非常に疲れた。単に運ぶだけなら問題ないのだが、それを作業台に運んでねじを締めて、裏返して部品を付けて別な場所に置く…。しかも丁寧に速くしなければならないので、肉体的にだけではなく、精神的に疲れた。
 しかもこの工場内研修は4月26日までつづくという。果たして身体が持つか?
 家に帰ってから、牛乳を飲んでしばらく寝た。あまりにも筋肉痛がひどいので、ウェイトトレーニングをやった後と同じだと思って、その回復の要領で休息をとった。このようにすれば、疲れた筋肉が回復した際に少しだけその筋肉が強くなる(これを「超回復」という)これを繰り返せば筋肉が強くなるというわけだ。

 4月7日(水) 丁寧に速く…。

 今日もまた工場内研修だった。昨日とだいたい同じ作業だったが、作業がなかなか速くならない。単に丁寧にやればいいのなら簡単だが、丁寧で速くというのは非常に難しい。

 4月6日(火) 初めての工場内研修

 今日から会社内での研修が始まり、その第一弾が工場内研修だった。工場の人たちは親切で、私の質問にも快く答えてくれた。(去年、同じく製造業(製菓)にいった先輩もやはり工場内研修があったが、工場の人に「大卒は…だから困る」的なイヤミを言われたりしたそうだ。彼らのことを工場内の流れ作業を長時間できるだけでもすごいと思っていただけに残念だったと言っていた)
 しかし、慣れない作業であったことと、作業姿勢がきつかったので腰が痛くなった。現場の作業が終わる前に自分の部署に戻ってから研修のレポートを書かなければならなかった。「こんなんでいいのかなぁ」と思うようなレポートだったが、全く問題なかった。

 4月5日(月) 新入者安全衛生教育

 今日は新入者安全衛生教育というのを行った。これは製造業に関わる者はその職種に関わらず受けなければならないものである。
 場所は会社があるところと同じ市の産業安全衛生会館というところである。これが単なる学科だけでないかもしれないので、念のため先週会社で支給された安全靴(靴のつま先に鉄板が入った靴。戦闘用(笑)ではなく、作業用の靴で、誤ってつま先に物を落としても平気である。少なくとも通常の消化器を腰くらいの高さから落としたくらいではびくともしないだろう。ハイヒールで踏まれたら、逆にヒールの方が折れるかもしれない(以前電車の中で、ハイヒールで踏まれたことがあった。このときは大変痛かった。)
 実際に会場に行ってみると、いくつかの会社から約50人の参加者が来ており、その中には女性も10人近くいた。また、参加者の半数は大学卒だった。
 配布されたテキストを使って講義が行われた。午前中は衛生に関すること、午後は安全に関することだった。
まぁ、一言でいえば「安全に気を付け、病気をしないようにしましょう」ということなのだが、このことに説得力を持たせるには相応の講義が必要になる。(背景説明がなく、要点のみの講義では大して意味がない。この日記や「教習記」がやたらに長いのも同じ理由による)
 ただ、重要な話であったが、相当眠かったのもまた事実だった。また、レポートを書いて配属先の上司の承認を得て総務に提出しなければならない。これを総務部部長が見る。もしかして社長も見るかもしれないのでかなり慎重に書かなければならない。

 4月4日(日) 「フレッシャーズ」って?

 私はよくラジオを聴くのだが、「フレッシャーズ」と言葉を最近よく耳にする。去年までは「フレッシュマン」と言っていた。
これは「新入社員」のことで、まさしく私のことでもあった。
 このような言い換えをするようになったのは、新・男女雇用機会均等法のためらしい。「フレッシュマン」という言葉そのものが問題になるのだ。(英語の辞書を引いてみると、このような言い換えをいくつも見つけることができる)
 去年私が就職活動をし始めた頃は、雇用機会が均等でない方がいいと思っていた。その方が私が就職しやすくなるからだ。
 しかし、この考えはすぐに捨てた。男女問わず、優秀な人を入れた方が会社のためにもなるし、長期的に見れば社会のためになるからである。才能のある人を正当に評価しなかったら、その才能は十分に生かされない。その才能から生まれた物が社会を豊かにする可能性もある。
 雇用機会が均等になること自体は賛成だが、むやみに「性別を表すような職名を排除する」ことは反対である。
あるサイトでは「巫女という名前は宗教上の関係で大丈夫だった。よかった」といったような書き込みがあった。ということは「巫女」という言葉(場合によっては職そのものも)排除する動きがあったのだろうか?だとしたらこれは問題である。この際、個人的な好みはどうでもいい。今まで培われてきた文化を壊そうとする事自体に問題があり、許せないことだ。(ただし「悪習」は別)
 私は差別によって才能を葬り去ることが許せないのと同様に、長い時間をかけて培われてきた文化を壊すことも許せないのである。

 4月3日(土) 爆睡

 相当に疲れがたまっていたので、せっかくの休みであったが、ずっと寝てばかりいた。
なんかもったいないことした。

 4月2日(金) 1日中新入社員研修…。

 今日は8:15始まりだったので、昨日よりも楽だったものの疲れが非常にたまっていた。
 昨日のつづきで社内規定などの講習があった。眠気がピークに達するころに、配属先に行くことになった。
私の配属された課は人数が少ないので、部で一つの事務所になっていた。それでも少なかったが。
 明日が休みなのは幸いだった。特に慣れない時期は。

 4月1日(木) 社会人1日目

 今日は入社式だったので、珍しく6時前に起きた。7時50分には会社に着いていなければならないので、余裕をもって早く起きたのだった。
 新入社員は私も含めて8人(大卒・専門卒)だった。
 入社式の際の、社長の挨拶では「できるだけ定年まで勤めて…」だった。このご時世、何かにつけてリストラするような会社が多い中、こういったことを言われるのは非常に心強い。
 私の入社した所は製造業なので、新入社員は近くの神社に安全祈願に行くことになっている。そんなわけで、人事担当の人+新入社員8人で2台の車に分乗して神社に向かうことになった。
 神社に着いて境内を歩くと、授与所(お札などを販売しているところ)に巫女さんが4人、他に男の人が数人(どうてもいいので覚えていない(笑))神社の門をくぐって、そのそばの授与所にも巫女さん2人。
 で、拝殿(賽銭箱があるところの奥)に入り、中で受付を済ませた。他にも安全祈願・商売繁盛の祈願をする人がいたので、彼らと一緒に祈願を受けた。その中に、同じく製造業の会社に入った私の友人がいた。
 祈願の祝詞(って言うのかなぁ)の意味はだいたい分かった。相当昔に聞いたときはさっぱりだったのに…。
それと巫女さんの千早姿(巫女さんが祭事の際に装束の上に着る、薄い白い着物)を近くで直接見たのは初めてだったし、しかも可愛かった(*^^*)(ってどうでもいいことなんですが(爆))
 足がしびれてしょうがなかった&祝詞聞いていたら眠くなった(笑)ので、巫女さんばかり見ていた(ぉぃ
(他の新入社員も同じようなこと言っていた。考えることは皆同じか…。私たちには安全祈願の他に煩悩を祓ってもらうことが必要らしい(爆)
 これ以上細かく書くと、本題から外れるので(っていつもそうか(自爆))また会社の話に戻る。
 会社に戻った後で社内規定などの講習をし、配属も知らされた。面接の際の希望職種に就いていた。ただ、ここは人数が非常に少ない部署だそうな。

 この会社は私と同じような年代の女性が非常に少ないようだ。今日、近くで会ったそのような女性は神社の巫女さんだけだったというのは笑えない話ではある。が、巫女さん見れただけでもいいと思った方がいいかもしれない(ぉぃ
 緊張が大きかったせいか、家に帰ってから急に眠くなってしまった。