免許の更新を終わったその人は私にその免許を見せてくれて、県内の試験の日取りを書いたメモを渡してくれた。
が、なぜか県内では平日にしか試験がないので、県外で受けることにした。実はこの辺はこの資格に興味を持ってからインターネットで調べていたのであった。
早ければ5月半ばに試験がある。1ヶ月前に勉強を開始しても多分何とかなるだろう。
例の技能士試験、私の1つ上の先輩も合格していた。
だが、さほどうれしそうでもなかった。理由は私と同じで、さらに「合格したからいいようなものの、試験料損した」という認識のようである。
先輩の考え方がおかしいとは私は思わない。試験に受かって、試験料損したなんて思うような「周囲の状況」がまともではないのである。何もこれは今回の技能士の件だけではない。人が育たないとしたら、この辺に問題があるのだろう。
「次に(資格)何取ろうかなぁ」と言っていた。私もいろんな資格に挑戦したいと思う。どうせ何とっても評価されないのだから、自分の好きなようにやってみたい。
少なくとも合格すれば、「会社」ではなく「社会」的に評価されるのだから…。
たとえ、それすらなくとも技能と自信を身につけることができるだろう。
耳鼻科に行ってきた。花粉症の季節だけに、かなりの人が来ていた。かなり待たされたが、問題なのが子供がうるさいことだ。もっと問題なのはその子供を放っておいている母親である。こういう母親はどこに行っても年々増えているような気がする。
こうした親に育てられた子供が大きくなって、私の身長を超えた頃(^^;にはどうなるだろうか…。
さらにその子が運転免許を取得出来るようになると…。正直考えると怖くなってくる。
会社のタイムカードを押してから携帯をチェックしたら、自宅から着信があった。2月初めに受けたとある技能士の試験の合格通知が来ていたとのこと。
この試験の存在を知ってから実に8ヶ月。ようやく合格通知を手にしたのだった。
それによく考えてみれば、運転免許以外の資格を取得したのは実に数年ぶりである(^^;
ただ、これは資格を勧めてくれた人も言っていたが、取ったからといって待遇がよくなるわけでもないらしい。この資格は、情報産業系の職に就いている人にとっての「情報処理技術者2種」のような位置づけだと思う。実際に同業他社では優遇されるらしい。
かえって、この資格を取得したことを会社に知られると、「技能士なんだから、この程度の仕事は出来るだろう。」と言われて大変な仕事が回って来る可能性が高い。
まったくもう…。
休み時間にて…。
製造のラインによくいる人に会った。なんでも私がやったのと同じ製造応援の方に回されているらしい。
今日で2日目だという。「なんでウチから引っこ抜くのよ〜」と言っていたが、私が製造ではないのに、約3ヶ月間その仕事をし続けていたという話をしたら驚いていた。
この3ヶ月間で本来得るべき知識を得ることが出来なかったなどの旨を話していたら、「かわいそうだね…」なんて言われてしまった(^^;
(いろんな意味で)「この状況さえ何とかなれば…」なんて話をして、「お互い頑張ろうね」と言って分かれた。
いろんな会社の資料があったが、能力云々よりもまず、私の個性(キャラクター)を評価してくださった会社もあった。
こういう数字で表すことが出来なく、権威による裏付けのない能力を評価するのは非常に難しいと思う。
しかし、それを評価してくれたのだった。
しかし、現在ではこうした「個性」を出すとろくなことがないということが分かったので、没個性的な人間のように振る舞わざるを得ない。
その分の「個性」をネット上のコミュニケーションに生かしたら、多くのネット仲間が出来た。考えてみれば皮肉な結果である。(しかし、それ以上に幸せなことだと思う)
昼休みにはがらんとした事務所で昼食を食べた。何もなくなるとずいぶんむなしいものだ。なんでも20年くらい前から机があったらしい。柱のうちの一本には、毎年「あることが初めて起こった日」が書かれていた。S48年頃から記録が開始されており、去年の記録でちょうど書くスペースがなくなっていた。今思えば、このことの暗示だったような気がしてならない。
「なんか、差し押さえ食らったみたいだな」誰かが言った。
「このこと知らずにここにまず来る客に知らせておかないとつぶれたと思われるな」他の誰かが言った。
それくらい、がらんとしていたのだ。
それとウチの上司がもうじき退職する事になっている。この日記の「やばいはなし」の中にはこの上司の又聞きで得たことを取捨選択して、自分の考えを入れて書いたことも多い。
こんな状況の中で最後まで私たちに当たり散らさずにきたことは称賛に値するだろう。
まだお別れを言うのは早い。まだ「仕事は終わっていない」そう思っていたが、いつの間にかその上司は去っていったようだ。
「おい、よしゆき。課長にはお別れをちゃんと言ったか?」
「いえ、まだいらっしゃると思ってたのでまだ言っていません。仕事中にいきなりお別れを言うのも何なんで…」
「またそのうち来るだろう」
「いや、もうこないんじゃないかね?」
「寂しさに耐えられずにさっさと行ってしまったか…。」
「寂しいでしょうね。事務所があんなにがらんとしてしまっては…。」
(「おい、よしゆき…」を言った人がどこかに行って)
「しかし、俺って世話になった人とのお別れをいつもしそこねるんですよね。それも多く世話になった人ほど…。
もうここには2度と来たくないでしょうし…。俺のように面倒な部下にかかわるのももうたくさんでしょうね…。こんなことよりもこの後(退職後)の温泉旅行の事だけ考えていた方がずっといいですよね(苦笑)」
引っ越しが一段落したので、「サービス出勤」の私は帰ることにした。元々出勤日の人に「もう終わったから帰ってもいいよ」と言われたからだ。
果たして来週からどのように変わるのだろうか?分かっているのは、今ま「上司の又聞きで得ていたこと」を直接聞けるようになったということである。ああ、考えるだけで気分が悪くなる。
しかし、長い一日だった…。
いや、最近そういったやりとりを私がよくいくページで見かけるようになってね…。(;ω;)
まぁ、もっともネット外でも、自分で調べようとしないで、人に解決手段を求めるような人が少なくない。
(仕事していてよく分かった。それにしても、その職で私が生まれる前からメシ食ってるような人間ですらそうなのは情けない。こうしたタイプの人間が多いからこっちの仕事が増えるんだ(苦笑)実社会の「厨房」は本当に手に負えない)
自分で調べて、自分で解決しようとするプロセス自体が自分の知識になることに早く気がついて欲しいと思う。
やっぱりこの日記のおかげなのだろうか?一応メインってことになっているバイクネタもそろそろ何とかしないと…(汗)
とにかく、今後ともよろしくお願いしますm(__)m
ウチでは対内的な報告書でも手書きがデフォなのである(ぉぃぉぃ
だから…(以下略)
学生の頃からのことだが、どこで調べたのか分からないが、私に訳の分からない会社から勧誘の電話が来ることがある。彼らは非常に話すのがうまい。しかし、一般の企業の人と話すのと明らかに違う。
「相手に対する誠実さ」がまるでないのだ。(こっちが突っ込み入れて答えられなさそうだと分かるやいなや速攻でガチャ切りするのが何よりの証拠である)これが一般の企業の人だと話し方はうまいし、違和感もない。
私自身電話応対するときは、不器用でも相手に対して誠実であるように努力している。
相手も状況がよく分からずにこっちに電話してくる時がある。しかもその人が新人だったりするともっと向こうの状況が分かりづらくなる。「「上の人にこう言え」って言われただけなんでよく分からないんですよ…」って感じの時もある。
そういうときは、想像力を働かせて相手と話すようにしている。「相手はどんな状況で困っているのか?」
「相手はどんな気持ちなのか?」「いま相手はどんな表情なのか?」
これは、チャットしているときも相手のことを想像しながらやっていることとなんら変わりない。
「怒っているのか?」「冗談が通じているのか?」などが分からないと大きなトラブルになりかねない。
チャットのおかげで知らないウチにこの種の訓練がされていたと思う。
ともあれ、誠実に接していれば、相手が「オトナ」である限りだいじょうぶそうである。
ここでちょっとたとえ話を…。
相応の腕とマシンがあれば200km/h出すことができるサーキットがあるとする。
一流ドライバーを原付バイクに乗せて、200km/h出せと言っても出せるわけはない。
また、サーキット自体が凍結していたら、これまた、一流ドライバー+相応のマシンでも200km/h出すことが出来ない。無理矢理出させたとしたら、その先には悲惨な結末しかない。
一般の人を一流のドライバーにするには、相応の訓練が必要である。それをさせないでもやはり200km/hなんて出すことは出来ない。これも無理させれば、悲惨な結末が待っているだろう。
以上の文章をこのように置き換えればどうだろうか?
サーキット=作業環境
マシン=設備
ドライバー=社員
出せるスピード=仕事の早さ
この現状と、私自身の見る目の無さに泣けてくる。
「会社批判でもいいぞ」
という、シャレなのか何なのか分からないことを言われてしまった。
ってことは、「ここで書いているようなこと」を書いてもいいのだろうか?(爆)
書くとすれば、あと原稿用紙が50枚くらい必要になるだろう(ぉぃ
せめてここに書いていることの半分でも理解して現状の重大さを理解できるような、理解力と寛容性を持ち合わせている人だったら、現状が改善するだろうが、それが出来るのなら「少し上」の人がとっくに出来ているだろう。
もうこの時点で今日の日記は150字を越えているが、かなりおさえて書かないといけないのでなかなか難しい。しかもいつもこの手の「作文」は書き出しで詰まってしまう。
ウチの部署に戻ってこの話をしたら、「○○はどうして毎日怒っているのだろう。」とでも書けや。とか、
他には「ボルトの持ち方や指の使い方までいちいち教えてくれる」なんてのもあった、あんまりありすぎて「(以下略)」である(笑)
「○○はいつもご多忙だと思うのに、わたくしめのような新人にも、わざわざ直接いろんな事を教えてくださりました。○○の叱咤激励のおかげでまだまだ未熟でありますが、ここまで来ることが出来ました。「新人は会社の宝」という認識があるのかも知れません。だから、ご多忙なのにわざわざ直接ご指導なさるのでしょう。そのため、他のことがおろそかになってしまうことがあるようですが。」
こんなのはどうだろう(笑)
事情を知らない人なら文面通り受け取るだろうし、知っている人なら大爆笑モノだろう。
(以前、大学の後輩にこのての話をしたところ、現状の問題点をいくらはなしても理解できなかった。これが学生と社会人との差かもしれない。彼にこの文章を見せても、やはり文面通り受け取るだろう)
上の文を速攻で思いついて、この部署の人たちの前で言ってみたところ、案の定ウケた(笑)
どうもこの会社に入って、人を笑わせる能力も身に付いたようだ(違)
さて、実際にはなんて書こうか…。
今日は社内で講習会があった。
社外から講師を招いて、新製品の説明を受けた。
(どんな講師で、どんな製品かは諸般の事情(笑)で割愛)
その際にいろんな資料を渡されたが、「作成中で分かりづらいですが…」といいながら渡された
サービスマニュアルのコピーは非常にきれいだった。
ウチの完成品のマニュアルよりも込み入ったところの部品配置などがわかりやすかった。
サービスマニュアルはともかく、パーツリストに関しては頭痛の種なのである。
ミッションの図解なんて、どのギヤがどんな風に入っているのか非常に分かりづらい。
バイクのパーツリストと比べればこの差は歴然なのである。
客に電話で「○○のそばの四角い部品の部品番号を教えて欲しい」と言われても、答えるのに非常に時間がかかってしまう。(向こうにもパーツリストがあればそれでも少しは楽なのだが…)
こうした些細なことでも相手の実力が分かる物だ。
それに、「その製品」のコンセプトも明らかで、非常に客の立場に立って設計されている。
この業界、だんだん機械が大型化していって、小さい機械を使わざるを得ない人を軽視していた傾向にあった。
それを埋めようという明確なコンセプトである。
客の需要を掘り起こして商売する…。これは基本的なことであるが、同時に難しいことでもある。
昔は「作ったから、これを買え」ですんでいたらしいが、今は他品種少量生産の時代。そんな方法では売れるわけない。
ウチはというと…。比較すればするほど悲しくなってくる。きっとどんな楽観主義者でも同じだろう。
だいたい、休憩時間のチャイムが鳴り始めたときに速攻で休憩取り始めた(休憩はチャイムが終わってから。再開はチャイムが鳴る瞬間にってことになっている。職場によってはチャイムの鳴っている時間が異常にに長くてイヤらしいことこの上ない( `Д´))ラインの人間を怒鳴りつけるような人間に「○○のために」という心なんて持てるはずはない。だいたい「小さいのは利益が小さいから大きいのを売れ」なんてのは論外である。
本当に実力のある人間は、行動でそれを示す。実力も何もなくただ単に怒鳴っているだけのヤツは大したことない。
ただそれを書きたかった。