日記(2000年3月分)

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2000年

3月28日(火) 新たなる挑戦

 技能士試験に合格したわけだが、これで評価されるわけではない。そんなことはなっから分かっていた。
それなら、自分の金と時間で資格を取得するのなら自分の勝手である。誰にもそれをとがめられる筋合いはない。
 そこで、もうじき別な資格試験があるが、その後に試験日のある、とある資格を取ることにした。
 このことを技能士資格取得を勧めてくれた人に昨日話したら、「今度その免許を持ってきてやるわ」と言うことになった。
 そして今日。その人は、その免許の書き換えに行く羽目になった。たぶん、久しぶりに免許を出してみたら失効寸前だったのだろう。数多く資格を持っている人は大変である(苦笑)
 しかも、その免許はその資格の最高クラスの免許なので失効させてしまったら本当にシャレにならない。

 免許の更新を終わったその人は私にその免許を見せてくれて、県内の試験の日取りを書いたメモを渡してくれた。
が、なぜか県内では平日にしか試験がないので、県外で受けることにした。実はこの辺はこの資格に興味を持ってからインターネットで調べていたのであった。
 早ければ5月半ばに試験がある。1ヶ月前に勉強を開始しても多分何とかなるだろう。
 


3月27日(月) 先輩も受かったが…。


 例の技能士試験、私の1つ上の先輩も合格していた。
だが、さほどうれしそうでもなかった。理由は私と同じで、さらに「合格したからいいようなものの、試験料損した」という認識のようである。
 先輩の考え方がおかしいとは私は思わない。試験に受かって、試験料損したなんて思うような「周囲の状況」がまともではないのである。何もこれは今回の技能士の件だけではない。人が育たないとしたら、この辺に問題があるのだろう。
 「次に(資格)何取ろうかなぁ」と言っていた。私もいろんな資格に挑戦したいと思う。どうせ何とっても評価されないのだから、自分の好きなようにやってみたい。
少なくとも合格すれば、「会社」ではなく「社会」的に評価されるのだから…。
たとえ、それすらなくとも技能と自信を身につけることができるだろう。


3月25日() 本当の意味での「しつけ」の問題


 耳鼻科に行ってきた。花粉症の季節だけに、かなりの人が来ていた。かなり待たされたが、問題なのが子供がうるさいことだ。もっと問題なのはその子供を放っておいている母親である。こういう母親はどこに行っても年々増えているような気がする。
 こうした親に育てられた子供が大きくなって、私の身長を超えた頃(^^;にはどうなるだろうか…。
 さらにその子が運転免許を取得出来るようになると…。正直考えると怖くなってくる。


3月24日(金) 技能士試験合格


 会社のタイムカードを押してから携帯をチェックしたら、自宅から着信があった。2月初めに受けたとある技能士の試験の合格通知が来ていたとのこと。
 この試験の存在を知ってから実に8ヶ月。ようやく合格通知を手にしたのだった。
それによく考えてみれば、運転免許以外の資格を取得したのは実に数年ぶりである(^^;
 ただ、これは資格を勧めてくれた人も言っていたが、取ったからといって待遇がよくなるわけでもないらしい。この資格は、情報産業系の職に就いている人にとっての「情報処理技術者2種」のような位置づけだと思う。実際に同業他社では優遇されるらしい。
 かえって、この資格を取得したことを会社に知られると、「技能士なんだから、この程度の仕事は出来るだろう。」と言われて大変な仕事が回って来る可能性が高い。

 まったくもう…。


3月23日(木) 製造応援の人


 休み時間にて…。
 製造のラインによくいる人に会った。なんでも私がやったのと同じ製造応援の方に回されているらしい。
 今日で2日目だという。「なんでウチから引っこ抜くのよ〜」と言っていたが、私が製造ではないのに、約3ヶ月間その仕事をし続けていたという話をしたら驚いていた。
 この3ヶ月間で本来得るべき知識を得ることが出来なかったなどの旨を話していたら、「かわいそうだね…」なんて言われてしまった(^^;

(いろんな意味で)「この状況さえ何とかなれば…」なんて話をして、「お互い頑張ろうね」と言って分かれた。


3月22日(水) 久しぶりに出てきた就職活動資料

 自分の部屋を少し整理したら、学生時代の就職活動資料が出てきた。
当時のことを思い出して整理の手が止まった。よくある話である(笑)
 いろいろ読み返してみると、いろんな意味での努力不足が悔やまれる。そんな気持ちになった。

 いろんな会社の資料があったが、能力云々よりもまず、私の個性(キャラクター)を評価してくださった会社もあった。
こういう数字で表すことが出来なく、権威による裏付けのない能力を評価するのは非常に難しいと思う。
しかし、それを評価してくれたのだった。
 しかし、現在ではこうした「個性」を出すとろくなことがないということが分かったので、没個性的な人間のように振る舞わざるを得ない。
 その分の「個性」をネット上のコミュニケーションに生かしたら、多くのネット仲間が出来た。考えてみれば皮肉な結果である。(しかし、それ以上に幸せなことだと思う)


3月21日(火) 「しつけ」って…(怒)

 朝の挨拶で、上の人がその下の人に「部下に出社時・退社時の挨拶をしつけるんだ。それを放送で言え。」といっていた。
部下は小学生ではない。だからそれを命じられた人はためらったのだろう。「挨拶を励行しましょう」という感じで、
「しつけ」という言葉を避けて放送した。そうしたら案の定怒られていた。4回くらいやり直しさせられていた。
 その後も、十数分に渡ってその人が怒られていた。仕事場が変わったので、この辺の状況がよく分かるようになってしまった。
 しかし「しつけ」ってどういうことだろうか?親が子供に対して…とかそういうことでこの言葉を使うのならともかく、
大人同士で、それも50歳過ぎているような人間に対していう言葉だろうか?

3月20日() 春分の日

 この日を境に夜より昼の長さが長くなる。(実際は23日からのようだが)この日を境に春めいてくる。
寒い日々は…もうじき終わる。
 そういえば、社会人になってからもうじき1年になる。あと2週間もすれば、新人が入ってくる。彼らは何を思い、何を求めて来るのだろうか?彼らも私の時と同様に言われるのだろうか?
 「ああ、来ちゃったんだね」と(笑)


3月19日() バイク再始動

 去年は、ほとんどバイクに乗れなかった。今年こそは去年の分もがんがん乗っていきたい。
今日もいい天気だったので、バイクにバッテリーを積んで再始動してみた。(シーズンオフにはバッテリーは取り外して部屋の中に保管しておいた。もちろんその際に充電しておいた)
 取り付ける前に電圧が落ちていたものの、簡単に始動した。また、しまう前に注油しておいたので、レバー類が動きづらいということもなかった。
 点検してからちょっと走ってみる。久々のこの感覚。気分的な落ち込みも吹き飛ばしてくれる。やっぱりバイクはいい。

3月18日(土) 空虚感と不安感

 今日は私は出勤日ではない。が、事務所の引っ越しなので出ることになった。もちろん「サービス出勤」である。
とりあえず、フォークリフトなどのおかげで荷物の移動は2時間程度で完了した。むしろ大変なのは物のレイアウトである。
この辺の打ち合わせは前もってしていたのだが、現物あわせでやらざるを得なければならないことも多く、指示を出す人はかなり苦労したようだ。
 それはそうと、指示を出す人に自分だけ仕事しないで口だけだすのはやめてほしいよなぁ。だれとは言わないけれど…。
 ただ、珍しく雨がまったく降らないいい天気だったので助かった。
 「天気いいですね。やっぱりウチらの行いがいいからでしょうからでしょうか?(笑)」
 「そうかもしれんな。こんなにいい天気の日はそうなかったからな」
 こんなことを言ったりもした(笑)

 昼休みにはがらんとした事務所で昼食を食べた。何もなくなるとずいぶんむなしいものだ。なんでも20年くらい前から机があったらしい。柱のうちの一本には、毎年「あることが初めて起こった日」が書かれていた。S48年頃から記録が開始されており、去年の記録でちょうど書くスペースがなくなっていた。今思えば、このことの暗示だったような気がしてならない。
 「なんか、差し押さえ食らったみたいだな」誰かが言った。
 「このこと知らずにここにまず来る客に知らせておかないとつぶれたと思われるな」他の誰かが言った。
それくらい、がらんとしていたのだ。
 それとウチの上司がもうじき退職する事になっている。この日記の「やばいはなし」の中にはこの上司の又聞きで得たことを取捨選択して、自分の考えを入れて書いたことも多い。
 こんな状況の中で最後まで私たちに当たり散らさずにきたことは称賛に値するだろう。

 まだお別れを言うのは早い。まだ「仕事は終わっていない」そう思っていたが、いつの間にかその上司は去っていったようだ。
 「おい、よしゆき。課長にはお別れをちゃんと言ったか?」
 「いえ、まだいらっしゃると思ってたのでまだ言っていません。仕事中にいきなりお別れを言うのも何なんで…」
 「またそのうち来るだろう」
 「いや、もうこないんじゃないかね?」
 「寂しさに耐えられずにさっさと行ってしまったか…。」
 「寂しいでしょうね。事務所があんなにがらんとしてしまっては…。」

 (「おい、よしゆき…」を言った人がどこかに行って)
 「しかし、俺って世話になった人とのお別れをいつもしそこねるんですよね。それも多く世話になった人ほど…。
もうここには2度と来たくないでしょうし…。俺のように面倒な部下にかかわるのももうたくさんでしょうね…。こんなことよりもこの後(退職後)の温泉旅行の事だけ考えていた方がずっといいですよね(苦笑)」

 引っ越しが一段落したので、「サービス出勤」の私は帰ることにした。元々出勤日の人に「もう終わったから帰ってもいいよ」と言われたからだ。
 果たして来週からどのように変わるのだろうか?分かっているのは、今ま「上司の又聞きで得ていたこと」を直接聞けるようになったということである。ああ、考えるだけで気分が悪くなる。


3月16日(木) 引っ越し準備

 私の所属している部署の事務所が、数十メートル離れている総合事務所と統合されることになっていた。
そこでいらない物は捨て、荷物をまとめていた。
 他にもどう考えても必然性のない物であるが、「上」から作れ!と言われていたものがあったので、ウチの課のうち3人でそれを作ることになった。廃材になった金属のパイプやら金属板やらをもらってきて、切断したり溶接したり…。丸一日かけて、人数分の「それ」を完成させた。
 「これ、一ついくらくらいするんでしょうね…。材料はタダだとしても…」(こんなの作らせて、時間と賃金の無駄にしているんじゃないか?ということの裏返しの質問)
 溶接機や切断機を使う技能の向上に役に立ったと思えばそれでもいいか…。もっとも、「上」があえてそのためにやらせた訳ではないのは言うまでもないし、そこまで考えが回るわけもないのは私たちには周知の事実である。(っていうか、これが外に漏れたら「周知の事実」ではなく「羞恥の事実」だな(苦笑)私たちが恥ずかしい思いをする事になる。ということ(^^;)

3月15日(水) 話せば分かる相手

 数日前に修理が完了したクレーム品があり、それを誰が持っていこうかなんて話があった。
このオーナー、どうも一癖も二癖もあるやっかいな人らしい。
 で、今日になって、他の人に用事が出来てしまって結局私に白羽の矢が立ってしまった(;ω;)
 その「ブツ」(ぉぃをその客に売った販売店に引き渡せばいいらしい。しかし場合によってはその販売店に引き渡しを拒否されて私が直接客の所に行かなければならないかも知れないらしい。
 出発が午前9時。だいたい11時頃に着くだろう。
 念のために上司に携帯電話の番号を教えておいた。会社関係者には教えたくなかったが、この場合は仕方があるまい…。
 他の人に目的地までの地図を書いてもらって、すぐに出発する。うまくすれば午後の2時頃には帰ってこれるだろう。


 「ブツ」をつんだままR8号線をひたすら走り続けた。さすがに積み荷が重いだけになかなかスピードが出ない。最大積載量の5割程度の積み荷でもこんなにとろいのだろうか(^^;
 結局渋滞だのなんだので遅れること20分で販売店に着いた。結局その機械はお客の所に渡して欲しいとのこと。さらに、それが終わったら、もう一台積み荷と同型機の修理機があるから帰りに持っていって欲しいとのこと。面倒なことになった…。しかも、「おめさんだと大丈夫かねぇ?」とか言われる始末。今回の件の背景と事情はすでに聞いてきたのだが…。


 さらに走り続けること30分。さらに、直接売った人とと合流して十数分走り、結局1時半にお客の所に着いた。その間、その同乗者からもさんざん「俺もあの人だけは苦手だ」とか「まぁ、あきらめれや」とかいろいろ言われてしまった…。


 ついに客と「ご対面」する事になった。客に故障の原因と、何を取り替えたか、何が問題だったのか?などを説明し、さらにそれ以外の色々な質問に答えてその客を納得させることができた。
 とりあえず、思ったよりも話が分かる客でよかった。もっとも、「救いようもないくらい話の分からん奴」と身近に接してきているから、それで結果的に鍛えられたのかも知れない。その人に感謝する気は毛頭ないけれど(爆)


 結局販売店に戻ったのが午後4時。でもって、その機械を積む前に何が問題あるか聞こうとしたら、「もう詳しいことは会社の方に連絡してあるから」といって教えてもらえなかった。「どうせコイツに説明しても分からないだろう」って思っていたのだろう。でもまぁいい。
 その機械を始動してトラックに積みこむ過程で4箇所トラブルを見つけることが出来た。しかもそのトラブルは初期不良で部品が破損したとかではなく、単なる調整不良じゃないか…。仮にもプロなんだから自分のところで直せ!本当に「分からない」のはどっちだよ。と思いつつも、挨拶してさっさとその場を去った。


 む〜。なんだか頭が痛いし気持ち悪い。風邪ひいたか…。それでも脂汗書きながらも会社に戻ってくることが出来た。
 上司に結果報告し、「思ったよりも話が分かる人でよかったですよ。いくら話しても分からない奴に鍛えられたおかげでうまくいったようです(笑)」と言ったらその場にいた人に爆笑された。
 機械に関して話したら、「まったくあの店は…。こんなの自分で直せばいいじゃないか…ったくもうどうしようもいない連中だ。」とあきれていた。
 まぁ、これほどやっかいな相手もそういないらしいとのことなので、「これが何とかなるのなら、他も何とかなるさ…。」だそうだ。

 しかし、長い一日だった…。


3月14日(火) 数の増加は質の低下なのか…。

 普段顔を合わせることのない、インターネットで繋がった人たちとのコミュニケーションで絶対に必要なのは、「相手を思いやる心」だとおもう。
 それには、想像力が必要である。これは3月8日の日記に書いたので割愛する。
 それともう一つ必要なことは、自分で努力もしないで相手に何かを求めないこと。求めるのは、自分で出来ることをしてからである。例えば分からないことがあったら出来るだけ自分で調べる。それでもダメなのは聞いてもいいと思う。ただし、「答えてもらって当然だ」という態度は絶対にダメである。相手は解答する義務も義理もないのだから…。
 そこを勘違いしている人が多い。そういった人たちに対し寛大なところも多いが、そうでないところも数多く存在する。
(きっと寛大なページでこのことを指摘したら、きっと該当者はキレるだろうなぁ…。)

いや、最近そういったやりとりを私がよくいくページで見かけるようになってね…。(;ω;)

 まぁ、もっともネット外でも、自分で調べようとしないで、人に解決手段を求めるような人が少なくない。
(仕事していてよく分かった。それにしても、その職で私が生まれる前からメシ食ってるような人間ですらそうなのは情けない。こうしたタイプの人間が多いからこっちの仕事が増えるんだ(苦笑)実社会の「厨房」は本当に手に負えない)

 自分で調べて、自分で解決しようとするプロセス自体が自分の知識になることに早く気がついて欲しいと思う。


3月12日() 祝・15000アクセス

 なにげに私のページのカウンタを見てみたらいつの間にか15000を越えていた。
公開してから1年でこんなに人が来てくれるとは思ってもみなかった。

 やっぱりこの日記のおかげなのだろうか?一応メインってことになっているバイクネタもそろそろ何とかしないと…(汗)

 とにかく、今後ともよろしくお願いしますm(__)m


3月10日(金) 労組新聞への投稿

 3月6日に頼まれた、労組新聞の原稿を担当者に渡してきた。
これを書くのは実は「日記」書くのよりも大変だった。正直に書くと、公表できないことがあまりに多すぎるのである。(爆)
 そこで、エディタで適当に書いてみて、やばいところは片っ端から消していった。
で、ファイルサイズを見て文字数を推定し、最後にそれを原稿用紙に手書きして出した(爆)

 ウチでは対内的な報告書でも手書きがデフォなのである(ぉぃぉぃ
 だから…(以下略)


3月8日(水) 器用な不誠実さ・不器用な誠実さ

 会社の電話応対にもだいぶ慣れてきた。しかし、まだ正直言ってぎこちない。

 学生の頃からのことだが、どこで調べたのか分からないが、私に訳の分からない会社から勧誘の電話が来ることがある。彼らは非常に話すのがうまい。しかし、一般の企業の人と話すのと明らかに違う。
 「相手に対する誠実さ」がまるでないのだ。(こっちが突っ込み入れて答えられなさそうだと分かるやいなや速攻でガチャ切りするのが何よりの証拠である)これが一般の企業の人だと話し方はうまいし、違和感もない。

 私自身電話応対するときは、不器用でも相手に対して誠実であるように努力している。
相手も状況がよく分からずにこっちに電話してくる時がある。しかもその人が新人だったりするともっと向こうの状況が分かりづらくなる。「「上の人にこう言え」って言われただけなんでよく分からないんですよ…」って感じの時もある。
 そういうときは、想像力を働かせて相手と話すようにしている。「相手はどんな状況で困っているのか?」
「相手はどんな気持ちなのか?」「いま相手はどんな表情なのか?」
 これは、チャットしているときも相手のことを想像しながらやっていることとなんら変わりない。
「怒っているのか?」「冗談が通じているのか?」などが分からないと大きなトラブルになりかねない。
 チャットのおかげで知らないウチにこの種の訓練がされていたと思う。

 ともあれ、誠実に接していれば、相手が「オトナ」である限りだいじょうぶそうである。

 


3月7日(火) これが世の中でいう「普通」ってヤツなのか…。

 会社の用事で、とある運送屋の支部に行くことになった。そこでの用事は大したことなかったが、
その事務所のきれいなこと…。電話での問い合わせでは、自分の席を立つことなく、目の前のコンピュータで検索をかけて即答している。必要ならば、荷物を運んでいるドライバーに即座に照会することができる。
 たまに私語をしているが、仕事は早いし効率的である。付け加えれば、部屋は壁も明るいし、照明も明るい。かなり疲労も少ないだろう。
 私たちの仕事にも検索が必要とする場面が出てくる。しかし、電話を取ってからかならず席を立って、立ったままキーボードを打ち(そんな態勢だからタイピングも遅い)、パーツリストを引っぱり出し、場合によっては各種伝票をさらに引っぱり出してお客さんの問い合わせに答えている。仕事する方にしても疲れるし、なによりも検索に時間がかかりお客さんを長い時間待たせることになる。
 もう私たちの努力ではこれ以上はどうすることもできない。これ以上何とかするには構造上の問題を解決する必要がある。それなのに…。
 上の人はこういった差を認識して何とかしようとしているのだろうか?認識していないのなら観察力を疑わざるを得ない。認識していて出来ないというのはただのいいわけでしかない。認識していてしないのはもう論外である。

 ここでちょっとたとえ話を…。
 相応の腕とマシンがあれば200km/h出すことができるサーキットがあるとする。
 一流ドライバーを原付バイクに乗せて、200km/h出せと言っても出せるわけはない。
また、サーキット自体が凍結していたら、これまた、一流ドライバー+相応のマシンでも200km/h出すことが出来ない。無理矢理出させたとしたら、その先には悲惨な結末しかない。
 一般の人を一流のドライバーにするには、相応の訓練が必要である。それをさせないでもやはり200km/hなんて出すことは出来ない。これも無理させれば、悲惨な結末が待っているだろう。

 以上の文章をこのように置き換えればどうだろうか?

 サーキット=作業環境
 マシン=設備
 ドライバー=社員
 出せるスピード=仕事の早さ
 

 この現状と、私自身の見る目の無さに泣けてくる。
 


3月6日(月) 「何書いてもいいよ。君の責任でね」

 会社にて…。労組関係の人に呼び止められた。なんでも、労組の機関紙に新人の「入社して1年経って」みたいな原稿を書いて欲しいという。少なくても150文字、多ければ原稿用紙1枚分以上でも構わないとのこと。

 「会社批判でもいいぞ」

 という、シャレなのか何なのか分からないことを言われてしまった。
ってことは、「ここで書いているようなこと」を書いてもいいのだろうか?(爆)
書くとすれば、あと原稿用紙が50枚くらい必要になるだろう(ぉぃ

 せめてここに書いていることの半分でも理解して現状の重大さを理解できるような、理解力と寛容性を持ち合わせている人だったら、現状が改善するだろうが、それが出来るのなら「少し上」の人がとっくに出来ているだろう。

 もうこの時点で今日の日記は150字を越えているが、かなりおさえて書かないといけないのでなかなか難しい。しかもいつもこの手の「作文」は書き出しで詰まってしまう。

 ウチの部署に戻ってこの話をしたら、「○○はどうして毎日怒っているのだろう。」とでも書けや。とか、
他には「ボルトの持ち方や指の使い方までいちいち教えてくれる」なんてのもあった、あんまりありすぎて「(以下略)」である(笑)

 「○○はいつもご多忙だと思うのに、わたくしめのような新人にも、わざわざ直接いろんな事を教えてくださりました。○○の叱咤激励のおかげでまだまだ未熟でありますが、ここまで来ることが出来ました。「新人は会社の宝」という認識があるのかも知れません。だから、ご多忙なのにわざわざ直接ご指導なさるのでしょう。そのため、他のことがおろそかになってしまうことがあるようですが。
 こんなのはどうだろう(笑)
 事情を知らない人なら文面通り受け取るだろうし、知っている人なら大爆笑モノだろう。
 (以前、大学の後輩にこのての話をしたところ、現状の問題点をいくらはなしても理解できなかった。これが学生と社会人との差かもしれない。彼にこの文章を見せても、やはり文面通り受け取るだろう)
 上の文を速攻で思いついて、この部署の人たちの前で言ってみたところ、案の定ウケた(笑)
どうもこの会社に入って、人を笑わせる能力も身に付いたようだ(違)

 さて、実際にはなんて書こうか…。


3月5日() ハードウェアトラブル

 ネットに接続してICQで話していたら、急にWinがおかしくなり(いつものフリーズとは違う)リセットしても、パソコンの処理速度が遅く、モデムも起動せずにネットに接続出来なくなってしまった。
 攻撃か?しかし、こうした症例は聞いたことがない。BIOS画面で各デバイスが認識された旨を表示する際に一瞬だけ変なエラー表示がでて消えてしまう。おそらくこの辺だろう。ハードウェア的に各ボードを切り離してチェックして行くしかないのか…。しかし、妙に疲れていたし、明日は仕事なので直すのは次の日にすることにした。
 しかし、ネットにつなげないのがこんなに辛いこととは…。

3月4日() 今日はPS2の発売日だが…

最近パソコンのために自分で自由に使える金をつぎ込んでいる(その割にはたいして変化がない(涙))私にはPS2なんて買えるはずもなかった(苦笑)
 …「初期は避けた方がいい」とも聞いたことあるし、金あっても様子見だったかもしれないけど
 某所チャットでは、すでに発売日に買った人もおり、PSとの互換性や、DVDの性能、ゲームなどについての話題で盛り上がっていた。
 しかし、これだけの物が比較的低価格で手にはいるようになったこの世の中…。技術の進歩は恐ろしいものである。こうなるとソフトを作る側もそれ相応の物が求められてさぞかし大変なことだろう。
 最近は面白いソフトが減ったという。ハードの進歩に伴い、表面的な派手さが目立って、肝心の中身がないという。昔のはあまりにもハード的な制約が多すぎて、今からみればたいした表現が出来なかったが、中身は濃かったという。
 そういえば、私のパソコンにも同人系やフリーのシューティングゲームなどがあるが、ルールは単純であるものの、はまってしまうことが多い。ファミコン時代を生きてきた私にとってはこの種のゲームはやはりはまりやすいのかも知れない。



 

3月1日(水) 無言での実力誇示、言葉での虚勢


 今日は社内で講習会があった。
社外から講師を招いて、新製品の説明を受けた。
(どんな講師で、どんな製品かは諸般の事情(笑)で割愛)
 その際にいろんな資料を渡されたが、「作成中で分かりづらいですが…」といいながら渡された
サービスマニュアルのコピーは非常にきれいだった。
 ウチの完成品のマニュアルよりも込み入ったところの部品配置などがわかりやすかった。
 サービスマニュアルはともかく、パーツリストに関しては頭痛の種なのである。
ミッションの図解なんて、どのギヤがどんな風に入っているのか非常に分かりづらい。
バイクのパーツリストと比べればこの差は歴然なのである。
 客に電話で「○○のそばの四角い部品の部品番号を教えて欲しい」と言われても、答えるのに非常に時間がかかってしまう。(向こうにもパーツリストがあればそれでも少しは楽なのだが…)
 こうした些細なことでも相手の実力が分かる物だ。
それに、「その製品」のコンセプトも明らかで、非常に客の立場に立って設計されている。
 この業界、だんだん機械が大型化していって、小さい機械を使わざるを得ない人を軽視していた傾向にあった。
それを埋めようという明確なコンセプトである。

 客の需要を掘り起こして商売する…。これは基本的なことであるが、同時に難しいことでもある。
 昔は「作ったから、これを買え」ですんでいたらしいが、今は他品種少量生産の時代。そんな方法では売れるわけない。
 ウチはというと…。比較すればするほど悲しくなってくる。きっとどんな楽観主義者でも同じだろう。

 だいたい、休憩時間のチャイムが鳴り始めたときに速攻で休憩取り始めた(休憩はチャイムが終わってから。再開はチャイムが鳴る瞬間にってことになっている。職場によってはチャイムの鳴っている時間が異常にに長くてイヤらしいことこの上ない( `Д´))ラインの人間を怒鳴りつけるような人間に「○○のために」という心なんて持てるはずはない。だいたい「小さいのは利益が小さいから大きいのを売れ」なんてのは論外である。

本当に実力のある人間は、行動でそれを示す。実力も何もなくただ単に怒鳴っているだけのヤツは大したことない。
 ただそれを書きたかった。