大型自動二輪教習記・第4段階

6月19日〜6月30日
 

 第4段階になると、今までの総仕上げをすることになる。

 基本的には第3段階の延長なのだが、第4段階でしかやらないこともある。
 それは、いろいろな運転姿勢(リーンウィズ・リーンアウト・リーンイン)で走ってみたり、転倒時の措置(転ぶときはダメージの少ない転び方をすること、など)を教えてもらったり、今までと少しやり方の違う急制動(ある目標地点に止まるようにする。そのための制動開始時点は自分で決める)をやったり、回避(40km/hで走って来て、信号の合図で左右に回避する)をやったりした。
 この段階でよく注意されたのは、安全確認が遅いことと、停止する際にフロントブレーキが強すぎる(リアブレーキが弱い)ことである。
 リアブレーキが弱い原因は分かっていた。第一に、ブレーキペダルがちょうどいい位置に調整されていないということ。標準的な体格の人に合わせてあるのだから当然である。
もう一つは、停止する瞬間に左足を出すときに右足の踏力が弱まってしまう(左足を着くために、着座位置を少し左に移動するから)ことである。つまり、原因は自分の体格にあるのだ。
これを直す方法は、意識してリアブレーキを強く掛けることしかない。
 結局、この2つのために一時間補習が付いてしまった。
 次の日は卒検だ。免許は目の前だ。
  


大型自動二輪教習記・卒業検定

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最終更新日1999年2月25日