ミント

[MINT]

 私が原付免許を取ってから初めて乗ったのがこのミントスペシャルである。
 このミントは私の母親ので、使っていないときに借りて乗っていた。
 このミントに1993年の8月6日から、1995年の10月5日にNS50Fが納車されるまで実に2年以上も乗っていたのである。


ミントの改造(?)点

フロントバスケット、リアキャリア(これによりリアにもバスケットを取り付けることができる)

ミントの特徴

最高出力4.3psのエンジン
50ccスクーターの大半は6.8ps以上あることを考えれば非常に非力なエンジンである。しかし、全域フラットな出力特性はこのスクーターを非常に安全かつ扱いやすいものにしている。(ただし、交通の流れに乗れない非力なエンジンだと考えれば、安全どころか非常に危険なエンジンともいえる。)
低シート高
ミントのシート高は685mmと非常に低いので、背の低い私が乗っても両足がべったり着いて、ひざまで曲がる。これが初めてのバイクだっただけにこれは非常にありがたかった。逆に長身の人にとっては非常に窮屈なスクーターであろう。
大きなハンドル切れ角と小さな最小回転半径
ミントのハンドル切れ角は左右50度、最小回転半径は1.6mである。ちなみに、自転車よりも小回りが利く。
軽量な車体
ミントの乾燥重量は48kgしかない。従って、立ちゴケする心配はない。
両輪ともドラムブレーキ
今のスクーターの大半はフロントにディスクブレーキを装備している。確かにディスクブレーキの方がドラムブレーキ(リーディングトレーリング方式)よりも制動力が強いのだが、ディスクブレーキは下手に強く握るとタイヤが簡単にロックしてしまう。このスクーターの性格を考えると、ドラムブレーキを装備したのは正解ではないだろうか?
メットインが付いていない
現在ではスクーターには当たり前の装備になってしまったメットインだがミントにはこれが付いていない。これはシート高と車両価格を下げるためであろうが、せめてメットインだけは付けてほしいものである。
ミントとミントスペシャルの違い
ミントはミントスペシャルの廉価版で、スペシャルに付いているフロントトランクとセルモーターが省かれている。車両価格はミントが99800円、スペシャルが109800円である。

ミント ここが

低いシート高
背の低い私としてはシート高が685mmしかないのは非常にありがたい。
軽い車重
車重が48kgしかないために非常に取り回しが楽で、立ちゴケの心配もない。いきなりNS50Fに乗ったらきっと立ちゴケしまくっただろう。

ミント ここが×

非力なエンジン
最高出力4.3psはあんまりでしょう。乱暴なスロットル操作をしても危険が少ないのは確かだけれども。
加速がトロい
スタートダッシュでJOGに乗っていた買い物帰りのおばさんにブチ抜かれてしまったこともある。
最高速が遅い
おかげて赤切符の心配をしないで済みますが、後続車にあおられて恐い思いを何度もした。事故るくらいなら赤切符を切られた方がまだマシ。
不安定なステアリング
ミントにしか乗っていなかったころには気付かなかったのだが、NS50F等に比べるとステアリングがぶれまくって非常に恐い。
 
メットインがない
こればかりは本当に何とかしてほしい。このままだとスズキ・Let’sIIなどに淘汰されてしまう。私の初めてのバイクであるミントにはもっとがんばって欲しい。


 

バイクのページに戻る
 

最終更新日1999年2月25日