CBR250R

 中型二輪免許を取った私は、250ccの中古バイクを以前NS50Fを買った土田商会で買うことにした。
 私は以下の条件を満たすバイクを探した。

 

 このわがままな条件を満たして店にあったバイクが、89年式黒/銀のホンダ・CBR250Rであった。転倒した跡は全くなく、走行距離は5700kmくらいであった。
 店員の話によると、ワンオーナー車で5年くらい前から店に置いてあったとのこと。程度がいい割に値段が安かったので、このCBRに決めた。
 CBR250Rが納車されたのは、1996年4月20日。


 

CBR250Rの改造点

F/Rタイヤ(前後輪ともブリジストン BATTLAX BT35)
走行距離17000kmを越えた時にタイヤの寿命が来たので交換した。

このタイヤはツーリング向けで、ノーマルよりも長持ちするようにできており、またウエット路面ではノーマルよりグリップ力がある(らしい)
通学用タイヤにはまさにうってつけだ。
ちなみにノーマルタイヤは、ブリジストンG553(フロント)、ブリジストンG554(リア)
 
VXプラグ(CR9EHVX−9)

 

 
 
 

[VX Plug]
走行距離26500kmを越えたときにプラグの寿命が来たせいなのか、寒くなってきたせいなのか、エンジンの掛かりが悪くなったので自力で交換した。(前回のプラグ交換はバイク屋にやってもらった)
カウル付並列4気筒エンジンの車種だけに交換が大変だった(特に奥にある2本)が、40分かけて交換した。
下に「プラグ交換がしづらい」と書いてしまったが、やってみたらなぜか簡単にできた。
CBRのプラグ交換のコツは、少し強引にラジエータをずらし、やはり少し強引にプラグコードを引き抜くことである。ただし、手が大きい人だと手が入らないかもしれない。
プラグを交換した結果、寒くても一発始動するようになった。電極にプラチナを使って放電性を上げているというのがよく分かった。
これならプラグ1本が1600円もするのも納得できる。(ちなみに前回換えたノーマルプラグは1本700円だった)
燃費と馬力も向上するとのことだが、交換してからあまり乗っていないので今のところよく分からない。が、じきに分かることでしょう。

スクーター用ミニクロック
CBR250Rには時計がない。(ツアラーじゃないからしょうがないが)

私は主にCBRを通学に使っているので、時計がついていると便利なのに、と思っていた。
ここでよくやるのが、日常防水の腕時計をステアリングヘッドあたりに付けるという方法だが、この方法だと見づらいし、後付けしたのがすぐにばれるので、盗難の恐れがある。そこで、このクロックをスピードメーター上部に接着剤で取り付けた。
こうすることで、スピードメーターを見る視線とほぼ同じ視線で時間を確認することができる。また、このクロックに「HONDA」と書かれているので、一見初めから付いていた部品のように見せかけることができるので、盗難される可能性が低くなる・・・と思う。
この時計にはバックライトがないので夜は時間が見れないが、時間が問題になるのはほとんどが昼なので見れなくても問題ない。
なお、このミニクロックの製品番号は08175−GZ500

 

CBR250Rの特徴

 
低シート高   
シート高が720mmしかない。これはこの種のバイクではもっとも低い。こういった低シート高のバイクはもっと増えてほしい。背が低い人にもバイクを楽しむ権利はあるはずだ。750ccにもこれくらい低いシート高のバイクができて大型教習車になればありがたいのだが・・・。(そういうバイクができるのを待つまでもなく大型二輪免許を取ってしまったが・・・。)

 
超高回転型エンジン   

 

 
 
 

[Meter]

 タコメーターには20000回転まで目盛りがふってある。(レッドゾーンは18000回転から)バイクを知らない人がこのタコメーターを見たらインチキなメーターだと思うかもしれない。
ちなみに、1速18000回転で80km/h、2速では100km/hを越えるというとんでもないエンジンである。

 
それでいて低速トルクのあるエンジン  
1速ならアイドリング(約1500回転)からでもスタートでき、その気になれば6速発進も簡単にできてしまう。また、6速アイドリング状態(約10km/h)からでもちゃんと加速する。  
 

CBR250R ここが

 
低シート高  
絶対にこれだけは「ここが」から外せない。何たって155cmの私でも余裕で両足のかかとがべったり付くのだから。ホンダさんありがとう。

 
エンジン  

 

 
 
 

[Engine]
まずレッドゾーン寸前まで回すことはないけれど、このとんでもないエンジンを自在に操っているという満足感を味わえる。
 また低速トルク250ccの割にはが異常にあるので、6速坂道発進などというふざけたことをやりたくなってしまうのも、このエンジンならではではないだろうか?
 しかし、低速トルクならシングルとかの方が大きいと聞く。機会があったらそれらのバイクにも乗ってみたい。
 

規制前45psのエンジン  
確か90年以降から250ccのバイクは馬力が40psに自主規制されるようになったが、私のCBRは規制前の45psであるので、全開で走れば現行CBRよりも速いと思う。本気を出して走らなくても、45psのエンジンをコントロールするという満足感が味わえる。

 
カムギアトレーンの音  
この「キーン」という音は賛否両論あるようだが、私は好き。

 
夜きれいなメーター照明  
昼間はライトを点灯しても全く分からないが、夜になってメーターを見ると緑色で数字が見えてとてもきれいである。

 
アッパーカウル  
悪天候の時や、対向車線のトラックとすれ違ったときに起きる突風もほとんど感じなくなるので非常に楽である。

   
ネットを使えば結構荷物が積める  

 

 
 
 

タンデムシート回りがネットのフックを引っかけやすいようになっているので、荷物がたくさん積める。フックを引っかける場所は、ナンバープレート照明灯の近くの穴、左右にあるフック、車体の左右に飛び出しているカウル止め用のネジ。  

 
安定性の高い車体  
強風警報が発令されているときに走ったことがあるが、全く恐怖感を感じなかった。NS50Fやミントではこうはいかないだろう。

 
ヘッドライトがスイッチで消せる  
車しか知らない人は「当たり前だ」と思うかもしれないが、最近のバイクは常時点灯式といって、イグニッションスイッチをONしただけでヘッドライトが点灯してしまうようになっている。これは、バイクは昼間もライトをつけたほうが安全だという理由からであるが、自分の意志でライトのスイッチのON/OFFができるようになった方がいいと思う。

 なぜなら、エンジン始動時にヘッドライトとセルスターターを同時に使う羽目になるからである。こういう使い方はバッテリーの消耗を早めてしまう。ライトを付け忘れて事故を起こしたらそれは自分のせいであると割り切るべきであると思う。
 
ライトが明るい  
車並みとまではいかないが、ハイビームにするとかなり遠くまで照らすことができる。

CBR250R ここが×

アイドリングがふらつく  
このためにUターンしづらく、端から見れば(聞けば)調子の悪いエンジンにしか聞こえない。

 
ハザードスイッチがない  
緊急時のために付けて欲しい。  

 
長時間乗ってるとフレームなどの金属部分が熱くなる  
特に真夏はつらい。冬は暖かいけれど。

 
荷物をタンデムシートにつけたままだとヘルメットが掛けられない。
タンデムシートに何も積んでいないときは、シートを外すだけでヘルメットホルダーが使えるが、積んでいるときはシートそのものが外せないのでヘルメットが掛けられない。NS50Fみたいに、ホルダー専用のカギをつけて欲しい。

 
プラグ交換がしづらい
 プラグ交換をするためには、アンダーカウルを外して、ラジエターをずらして手探りでプラグレンチを入れなければならない。ところが実際やってみると、ラジエターがずれないので、エンジン中央の2本のプラグがどうしても外れない。そのためプラグの寿命がきて、始動不能になった時にバイク屋にプラグ交換を頼む羽目になってしまった。ちなみに、プロでもプラグ交換に40分かかったとのこと。先述した通り、自力でプラグ交換することができたが、やっぱり時間がかかるし面倒だし疲れる。それに手を入れるスペースが非常に小さいので、手の大きい人にはプラグ交換は無理かもしれない。(こんなところまで小柄な人用の設計にしないで欲しい)これは250cc4スト4気筒エンジンの宿命か・・・。
 

 

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最終更新日1999年2月25日