日本の鋳造の歴史…奈良の大仏
紀元前のメソポタミア。銅で器物をつくるのに始められたとされる製法が、
中国から日本へ伝わり、銅鐸、銅鏡、刀剣などがつくられるようになりました。
その代表的な作品が奈良・鎌倉にある大仏。
そして、仏教の伝来とともに数多く造られた小中型の仏像は、「ろう型鋳金」という方法が用いられました。
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ロウを固めて原型を作る
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鉱物の眞土で包み込む
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高温で焼き上げてロウを鋳型から流出させる
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その空洞に溶解した金属を流し込む
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鋳型を割ると、鋳造品が完成
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この製法は、ロウの柔軟さを活かして自由な造形を生むもので、
現在の精密鋳造‘ロストワックス金型’の基礎となっています。
今も残る古来の作品が、技術面、造形面においてもレベルの高さを証明しています。
ろう型鋳金の造形性
造形性の高いこの製法は、元来、美術的造形に用いられていましたが
わが国鋳金史上、大変貴重なものとなっています。
この鋳金作家に、人間国宝 佐々木象堂氏が佐渡出身で、数々の素晴らしい作品を残し、『佐渡歴史伝説館』佐々木象堂記念館に収められています。また、佐渡ロイヤルホテル万長や出湯温泉 清水屋、そして東京国立近代美術館にも一部作品が所蔵されています。佐渡歴史伝説館に収納されている象堂氏の代表作「瑞鳥」は、天皇陛下ご即位の記念切手のデザインや、雅子様ご結婚の折に美智子皇后様が贈られた打掛の模様ともなった秀作であります。

精密鋳造品の量産
1点ものの工芸性をもつ『ろう型鋳金』を進化した精密鋳造法へと開発し、量産への技術進歩に寄与した一人に(株)東測研究所の社長を勤められていた井上總一郎氏がおられます。
氏は、世界中を回って精密加工のアクセサリーの製造方法を学んで分析・研究し、
さらに、冶金学より金属の素材知識を得て、用途に応じたキャスティングをするために手法を開発し、重要な機械の複雑な部品の生産を可能にしました。
ロストワックス精密鋳造
古来からある技術工芸の技と、近代的な鋳造技術とをあわせて確立されたロストワックス精密鋳造技術は、冶金学をベースとして、どんな材料にも対応できるのが特徴です。
加工が難しい硬い金属でも,鍛造や溶接が無理な合金でも,高い精度で複雑な成型ができ、工業製品の向上とともに、ロストワックスは重要な製造分野の技術となっています。近年では、ITの導入でさらに複雑、精巧さと加工速度、省力化を高め、ますます発展しています。
当社製作のロストワックス金型により完成する製品群
自動車部品/ミシン・繊維機械部品/一般産業機械部品/ 計測機器/工具/医療機器/スポーツ・レジャー用具/電力・プラント・原子力部品/航空・宇宙関連機器/電子・電気通信機器/流体・科学機器/建築金物・住宅関連部品/産業機械部品 など |