え〜、まず作品としては、申し分ない出来だと思います。さすがTYPE-MOON。ですが、私的には、最終的にあまり好きな作品にはなりませんでした。凛ルートまでは、確実に好きな作品と思っていましたが、桜ルートで全部壊れました。作品として云々ではなく、私個人の感想でしかありませんが、桜ルートはなかったほうがよかったです。好きなシーンなど部分的にはありましたが、全体としてみた場合、私の最も嫌いな部類に入ると思います。桜ルートが、自分の好きなものでなかっただけならよかったのですが、あのシナリオによって、セイバー、凛ルートの解釈が変わったので、全体としての評価が下がってしまったのです。私は、もう救いようのない状況というのがだいっきらいなので、桜の事情を知ってしまった以上、どのルートにも救いようがないっていうものが見えてしまって、どうしても好きになれなくなってしまったのです。ゲームのことでこんな熱くなってるのは馬鹿かと思われるかもしれませんが、ゲームでくらい、明確なハッピーエンドであってもいいんじゃないかと。どのゲームにも求めることなんですが、ばかばかしいくらいに、みんなが幸せになるっていうエンティングがあってほしいのです。実際には、そうもいかないのはわかっていますが。ああいう、どうしても救えないもの、ゲームが始まる前から決定されてるそういうものに、どうしても不快感があります。なんとなく、桜の設定とか見てて、嫌な予感はしていたのですが。たしか、日常を象徴するヒロインみたいなことを発売前の雑誌かなにかで見ていたので、それが逆に嫌な予感をもたせました。セイバー、凛ルートを進めていくうちに、どう考えても、なにも関係ないってことはありえないよなぁと思いつつ、その予感がはずれてることを祈ってたのですが・・・。なんていうか、予想以上に最悪な結果だったというか。さすがに、ここまで最悪なものだとは思いませんでした。桜好きな人にはほんとに申しわけありませんが、私はどうしても桜を好きにはなれません。桜ルートなのに、なんでどんどん好きじゃなくなっていくのか・・・。桜は被害者側だって思うのですが、私にはどうしても許容できないものなんですよ・・・。独占欲が強いのでしょうね。それと、ひどい目にあってきたとか、罪を犯したとか、そういうのをひっくるめて好きになることもできない・・・。完全に、私の苦手とする設定を持ってしまってるのです。だからって、桜が嫌いだっていうわけでもなく、どうでもいいわけじゃないのが、またやっかいなんですよねぇ・・・。そこに救いを求めてしまうからこそ、セイバー、凛ルートすら救われないような気がして、Fate全体の評価に影響してしまう・・・。また、よりによって、絶対に最後が桜ルートっていうのが、Fateの最終的結末っぽくて・・・。桜のこととは別に、桜ルートでのセイバーの扱いも嫌でした。あっさりいなくなってしまったうえに、救いようがない敵になって登場ですからね。セイバー、凛ルートで、あれだけずっといたメインヒロインなわけですから、それがすぐいなくなってしまったうえに、敵になるなんて、あまりに辛すぎます・・・。なんだかんだで、王道のセイバールートが1番よかったかも。最終的にイリヤがいる唯一のルートだし。願望でしかないかもしれませんが、セイバーが戻ってくるとして、桜のことに目を瞑れば、私の望むEDに1番近いですね。いらんヤツも死んでるし(ぉ そういう憶測っていうか、願望なしならば、凛のGood Endかなぁ。イリヤがいないのと、いらんヤツが生きてるのが気に食わないですが。しかしTYPE-MOONは、どうもこういうパターンが好きなのかなぁと。月姫も、琥珀さんが最後でしたし(まちがってたらごめんなさい;;) 琥珀さんの場合、好きじゃないどころか、むしろ嫌いでした。歌月十夜と、月姫の同人がなかったら、嫌いのままでした。今ではギャグキャラという印象になり、そういう意味では好きですw そう考えると、Fateも時間が経てば、また印象も変わるかも知れません。また話が戻っちゃいますが、印象が変わるといえば、ライダーの印象が大きく変わったところはよかったと思います。それが逆に、セイバールートとかでは辛くなってしまうのですが;; 
さすがに私も疲れてきました(-_-;) まとめますと。作品としてはすばらしいものだったと思います。徐々に謎が明らかになっていくとことか、その複線とか。セイバールートでわかったことが、凛ルートで上手く組みこまれてたり。アーチャーの行動とか、ほんと楽しめました。セイバールートでは、謎をちらつかせながらも、私怨というものは出さず、かっこよく散り。凛ルートでは、すべての謎がわかり、私怨のため戦い、そして最後においしいとこもっていき。桜ルートでは、私怨がありつつもそれを捨て、シロウを生かし消えていった。3つのルートで上手く使い分けてるとことか、ほんとすごいと思います。それは、アーチャーだけではありませんし。それに、ここまで私をひきこもらせたってことは、それだけ熱中させてるわけですから、まちがいなくすごい作品です。朝までやってしまったのなんて、ほんと久しぶりでした。ですが、好みの問題により、私は好きになりきれなかったというわけです。もっとも、この意見が変わることも十分ありえますが。今は桜ルートやって、このモヤモヤしたものを吐き出すために、勢いでこれを書いてしまったので、落ち着けば以外と普通に好きになってるのかもしれません。桜と桜ルートに関しては、そうはいかないでしょうが。
と、かなり散々言ってしまいました・・・。ここまで読んでくれた方、お疲れ様ですw いいかげん眠いですし、とりあえずここまでにします。気分を害してしまった方、申しわけございませんでした。